4P1Lパラシングルアンプ
4P1Lパラシングルアンプが完成した。このアンプを製作しようと思った発端はミニオフ会だった。会場は大きな和室で音が抜けるため出力の大きいほうが有利だ。4P1Lシングルアンプの出力1.5Wでは音量を上げられない。そこで4P1Lをパラレルで使い出力アップをめ…
一度やっておきたかったことがある。それは4P1Lシングルアンプとの比較試聴だ。 アンプ部は4P1LがパラレルになってOPTが変わったくらい。4P1Lシングルアンプは4P1Lを軽く使って出力1.5W、4P1Lパラシングルアンプの出力は4Wだから倍以上となっている。 比較試…
アムトランスに発注したAMRTカーボン皮膜抵抗1.5kΩと2.7kΩ4本ずつが届いたので選別した。 2697Ω+1498Ω、2695Ω+1500Ωを組み合わせるとそれぞれ4195Ωになる。NFB抵抗を早速交換した。 Amazonに発注したポイント制振材が届かないので、DIY店に行ったら貼るだけ…
4P1Lパラシングルアンプは電源トランスによる裏蓋の唸り低減のため、制振材を何にしようか考えている。裏蓋にダンボールを両面テープで貼り付けて様子を見ている。高温に耐えて簡単に貼り付けできるものが良い。 私は貼ったり塗ったりして音質向上というのが…
電源トランスの振動による裏蓋の共振?は本を挟んだら止まったが、何をデッドニングに使うか検討中。電源トランスの上部カバーも振動しており消しゴムを乗せたら止まった。 各部の電圧を再測定。AC100Vが103V程度あり各部の電圧が高めになったが+Bは設計より…
4P1Lパラシングルアンプは2本の4P1Lが並列になっているのでプレート電流が偏っていないかどうか気になる。あまりに偏りが酷いと熱暴走をしてしまうかもしれない。 カソード側はフィラメント電源が2本共通なので、フィラメントの低抵抗でつながっており個々の…
配線チェック後に4P1Lを挿して電源投入する。カソード電圧を70Vに調整。各部の電圧はほぼ設計通りだった。SP端子にDMMをつないでACレンジにし、入力端子に指を触れて電圧が上昇するのを確認。動作一発OKだ。 測定した各部の電圧を赤字で示す。+Bが設計より5V…
配線の続きを行う。もうゴールが見えたので一気にやってしまった。SP端子にNFB配線とゾベルCRを取り付ける。アンプ部基板に配線。入力のシールド線も取り付けた。ソケット周りにCRを取り付けたら全部完了だ。 何しろ目が疲れる作業だから1日の時間を制限して…
フィラメント配線の次は+B電源基板に配線して+Bのテストを行う。先日製作した+B電源用ダミーロードを使った。 テスト中。 ダミーロードは3kΩとした。107mA流れた時の+B電圧は322Vとなった。予想よりはすこし低め。FETリプルフィルタの入出力電位差は10Vとな…
まずはAC1次配線からスタート。ところが電源トランスの端子にハンダが乗らない。ハンダを継ぎ足しているとタマになって落ちてしまった。端子が酸化しているためで、ワイヤーブラシで磨いてハンダ付けし直した。 AC100Vを入力して電源オンしたら一瞬でヒュー…
4P1Lパラシングルアンプの組み立てを始めた。まずOPTの配線を付け足す。チョークコイルにはあらかじめ配線を取り付けておく。シャーシはアースするところの塗装をリューターで剥がしておく。 1番左のロクタルソケットがシャーシ穴に入りにくく、押し込んだら…
4P1Lパラシングルアンプの実体図もどきを作成した。とはいっても出力管周りだけで、後は同じ端子同士をつなぐのだが配線を省略。まあこんな程度でも自分が判れば良い。 カソード抵抗が2本並列になっているのだからバイパスコンデンサも2個にすればカソードが…
OPTのPMF-6WSを鉄製のケースに入れた。 OPTの固定バンドをベンチバイスでまっすぐにする。 ケースに入れたところ。入るかどうか心配だったが何とか入った。かなりギチギチなので厚紙などの緩衝材は入れていない。配線が短くなっているので継ぎ足すつもり。 …
電源トランスのLUX 4A40は錆びていたり塗装が剥がれているので再塗装する。 ボルトを外したところ。ボルトにマスキングテープ様のものが巻かれていたが当初からなのか?トップカバーは剥離液で塗装を剥がした。傷のあったところが錆びている。この後ペーパー…
お店に出したシャーシと裏蓋の塗装が済んで返送された。かかった費用は往復の送料を含めるとそれなりの金額になったが、塗装自体はお願いしたのが申し訳ないような料金だった。お店の名前や料金はあえて出さないでおく。そのお店に金額をベースに依頼されて…
平ラグ基板の作成前に2SK117BLの選別を行った。これは左右チャンネルの初段での利得を揃えるため。FET選別治具を使ってId=1.9mAにおけるVgsが-0.303Vの2本を選別。値が2本揃っていればOK。 また、2SC3790はLCR-T4でhFEが141の4本を選別した。LCR-T4はhFEの低…
シャーシの塗装が仕上がったと連絡があった。もうすぐ塗装済みシャーシを入手できるはず。今回は4P1Lのフィラメント電源と+B電源の平ラグ基板を作成した。 はじめにフィラメント電源。裏にジャンパー線があって、それを外して抵抗を入れれば三端子レギュレー…
SBDと三端子レギュレータを使って2本の4P1Lの点火実験を行った。 バラックを組んで実験中。 回路に実測の電圧を赤字で示す。整流後は7.7Vとなり、三端子レギュレータの入出力電位差は3.5Vとなった。最低の入出力電位差は3V程度あれば良いのでOKだ。おおよそ…
シャーシと裏蓋は塗装をお店に依頼した。多忙のようで、時間がかかってもよいからと言ってお願いしたところ。その間にできることをやろうと思う。 4P1Lパラシングルアンプの平ラグパターンを作成した。すでに平ラグの極数が決まっているので、その中に収めな…
シャーシ加工が完了したのでパーツを取り付けて仮組みをしてみた。 トランスケースにOPT入るよな?確かめてないけど大丈夫だろうな。 裏蓋とシャーシの寸法が同じなので飛び出してみえる。1.5mm厚の硬質アルミを1〜2mm削るのは大変なのでやらなかった。 チョ…
いつものように裏蓋の穴開け図をさくっと作成。放熱穴はまあこんなもんでいいだろうという適当な考えで開けている。 穴開け図を印刷して罫書き、ドリルで穴開け。放熱穴はステップドリルを使っているが、削り屑がたくさん出るので大変。 シャーシへカレイナ…
シャーシ加工の続き。ロクタルソケット用に4mmの下穴を開け、サークルカッターで29mmの穴を4個開けた。サークルカッターには摺動部があって、エンジンオイルのようにグリースを補充する必要がある。作業前と作業後に行っている。 後は小さな丸穴なのでボコボ…
いつもシャーシ加工を始めると急いでしまう。早く終わらせたいからで、騒音が出る時間を短くしようということもある。そうするとやたら疲れて大変。少しずつ区切って進めるほうが良いだろう。 穴開け図を作成。これを印刷しシャーシに貼り付けて罫書く。オー…
作図したレイアウトを印刷し、実際にパーツを乗せてどんな感じなのか確認する。 正面から。4P1Lの高さはソケットをどのくらい沈めるかによるが概ね60mm未満。OPTのトランスケースの高さは60mm。 正面から4P1Lの赤熱するフィラメントが見えるようにしたい。果…
4P1Lパラシングルアンプのレイアウト検討をしてみた。オーソドックスな配置とし、拙6AH4GTパラシングルアンプに倣った。 電源トランスのLUX 4A40には磁気シールドやショートリングがない。そこでOPTを鋼板製のトランスケースに入れることを考えている。トラ…
ネット注文した4P1Lパラシングルアンプのパーツが届いた。日曜日に発注して火曜日に届いたことになる。抵抗を2本ずつとか面倒なのをすみません。 ゼネラルトランスのアルミシャーシ、SC-100。W300mm×D160mm×H45mmでt1.5mmの硬質アルミ。裏蓋の固定穴が開いて…
都内でも新型コロナウイルスの感染者が確認されたということで、ウィルスを持ち込むリスクを避けるためパーツをネット発注することにした。 4P1Sシングルアンプを解体してパーツを最大限に流用し、なるべく新規発注分を減らしたい。 今後もし何らかの事情に…
4P1Lシングルアンプの回路を元にパラレル化するわけだがあちこち変更が生じてもカバーできているかどうか。 いきなり設計した回路図を上記に示す。4P1Lの動作点は3結の特性図に7kΩのロードラインを引いてEb=237V、Ik=26mA、Eg1=-20Vとした。第1グリッドには…
ヤフオクでロクタルソケットを入手した。出品者の説明によるとソビエトのラディオデタリ製ということだが詳細はわからない。まだ使用していないので信頼性は不明。上付けだがフランジをかしめてある爪を起こして下付けにできるのではないかと思っている。 こ…