おんにょの真空管オーディオ

おんにょの真空管オーディオ

主に真空管を使用した自作アンプでの試行錯誤を公開しています。(お約束事) 追試は歓迎しますが自己責任でお願いします。

6B4Gシングルアンプ

Zaerixの6B4Gを聴いてみる

個人的にショックな出来事があったのは姉妹ブログのほうで少しだけ触れたが、考えていただけではたぶん一生行動に移さないのだろうなあ、などと思った。人生はいつどう転ぶかわからない。以前からお店にあるのは知っていたけど、いつの間にか無くなり、また…

6B4Gシングルアンプ・完成後の実験

長島さんのコメントより> 私見ですがフィラメントはプラス側を接地したほうが音がクリアーな気がします。 シャーシ内部の画像を見ていてフト、配線2本を変更すれば実験できるんじゃね?ということに気がついた。画像の赤線で示した部分がそう。回路図では、…

6B4Gシングルアンプ・完成

ARITO's Audio LabのSE-5K10Wをヤフオクで落札した。このOPTは1次インピーダンスが5kΩで出力容量は10W(40Hz)。そこで手持ちの6B4Gを使ってシングルアンプを製作しようと考えた。当初は2次16Ω端子に8Ωをつないで2.5kΩ:8Ωとして使おうと思ったが、こちらのWeb…

6B4Gシングルアンプ・どうしようかな?

現状ではアンプの特性や音質に関して十分との認識なので、後はサイドパネルを取り付けて養生テープを剥がせば完成する。でもその後で何かやりたいことを思いついたりするんだね。私の場合、パーツをオーディオ用に替えたり、電解コンデンサと並列にフィルム…

6B4Gシングルアンプ・NFBと詳細な特性測定

当初の測定では+Bと+B1の電圧が低めだった。+B1はFETリプルフィルタに変更し、その際に電圧を設計に合わせた。+BはR10を75kΩから51kΩに変更し+Bの電圧を上げた。 再び回路の電圧を測定。AC100V換算で+Bは420V、+B1は111Vとなり、設計時の電圧にほぼ等しくな…

6B4Gシングルアンプ・動作確認~クロストーク解析

電源回路は動作を確認済みなので、回路の他の箇所を中心に配線チェック後、+Bへダミー抵抗3.5kΩをつけて電源投入し電圧を確認。グリッドDC電圧が設計では76Vなのに50Vと低い?6B4Gを挿して電源投入、430Ω両端の電圧をチェックしながらVR2を回すが100Ωになっ…

6B4Gシングルアンプ・配線

6B4Gシングルアンプの配線を始めた。私の場合AC1次配線、ヒーター(フィラメント)配線、電源系の配線、GND配線、アンプ部への配線、CRの取り付け、入力のシールド線処理、というふうにやっている。AC1次配線で電源トランスの電圧を確認、ヒーター(フィラメン…

6B4Gシングルアンプ・組立開始

6B4Gシングルアンプの組み立てを始めた。いつも気にするのは組み立て中に工具をシャーシへぶつけて傷を付けてしまうこと。いちおうフロント部にはカットした厚紙をあてがって傷防止としているが。 OPTには、使わない配線の末端に熱収縮チューブを被せてケー…

6B4Gシングルアンプ・平ラグ作成

6B4Gシングルアンプの進捗。回路図のコンデンサを入手したパーツに合わせて小変更。C7とC8はブロック電解コンデンサ47μF450V×2で、C11は220μF250V+100μF250V。C11は発注個数を間違えたための代用。 作成した平ラグパターン、というか実体図もどきか。それぞ…

6B4Gシングルアンプ・塗装~磨き

塗装は外の駐車スペースで行うので天気が気がかり。天気予報を見ると数日間は曇り時々晴れ、ないし晴れ時々曇りといった感じで安定しているようだ。2日間雨が降ったり強い風が吹いたりしなければ大丈夫なので塗装することにした。仮組みを解体し、シャーシと…

6B4Gシングルアンプ・仮組み

シャーシと裏蓋の穴開けが終わったので、パーツを取り付けてみて問題がないかどうかを確認する。 実際にやってみるとエエッ!ということが起きる。平ラグの固定ネジにドライバーが届かない。斜めにすると届くけど、ネジが締めにくい。シャフトの長いドライバ…

6B4Gシングルアンプ・シャーシ加工

6B4Gシングルアンプのシャーシ加工を行う。シャーシはA5052の1.5mm厚。このやり方は自己流で一般的ではないことをご承知おき下さい。 まずシャーシ加工をするための穴開け図を作成。 穴開け図を印刷してカット、シャーシに貼り付けて罫書き線を入れる。十字…

6B4Gシングルアンプ・レイアウト確認

6B4Gシングルアンプのレイアウトはオーソドックス案でいくことにした。シャーシとブロック電解コンデンサを入手したので、レイアウト図を印刷して確認する。 ん、ブロック電解コンデンサの背が低いかな? なお6B4Gがソケットの下駄を履いているし、沈み込ま…

6B4Gシングルアンプ・レイアウト検討

6B4Gシングルアンプのレイアウトを検討してみた。それぞれオーソドックス案とシンメトリー案。なにしろトランス3個と6B4Gの2本しかシャーシに乗せるパーツがない。それじゃ寂しいだろうということでブロック電解コンデンサを2本立てることにした。このブロッ…

6B4Gシングルアンプ・特注電源トランス

西崎電機へ電源トランスの特注をお願いした。依頼内容は以下のとおり。----------------------------------------------------------伏せ型電源トランス(上下カバー付き)の見積もりをお願いします。1次 0-100V 50/60Hz2次0-260V 0.2A 52.0VA0-100V 0.1A 10.0…

6B4Gシングルアンプ・3端子レギュレータで点火実験

直熱管のDC点火は、整流後コンデンサを経て電圧供給、ハムバランサを入れるのが普通だ。今回は3端子レギュレータでDC点火し、ハムバランサを省略できないか実験で確かめることにした。6B4Gのフィラメント定格は6.3V1A。これを3端子レギュレータでDC点火しよ…

6B4Gシングルアンプ・回路図作成

6B4Gシングルアンプの回路図を作成した。電圧増幅段はFET-Trカスコード、Trのエミッタフォロアで6B4Gのグリッドをダイレクトにドライブする軽いA2級だ。 はじめに2A3(=6B4G)のEp-Ip特性図に2.5kΩのロードラインを引いた。グリッドを+5Vまでドライブできると…

6B4Gシングルアンプの構想

ヤフオクでARITO's Audio LabのSE-5K10Wを落札した。このOPTは1次インピーダンスが5kΩで出力容量は10W(40Hz)。SE-5K10Wを使ったシングルアンプを考えてみよう。 1次インピーダンス5kΩで使った拙真空管アンプには47シングルアンプがある。でも47は手持ちに無…

6B4Gシングルアンプ・リニューアル完了

6B4Gシングルアンプのリニューアルが完了した。フロントビューでは電源スイッチをロータリーからトグルスイッチ2個に、ボリュームレスとした。また、裏蓋を作成してゴム足を取り付けた。 裏蓋の無塗装のアルミ地がわずかに見えているが、リスニングポジショ…

6B4Gシングルアンプ・配線完了〜動作一発OK

6B4Gシングルアンプの配線の続きを行う。+B1・6.2V電源基板に配線し、基板を貼り付けた。+B1と6.2Vは低インピーダンスだから長く引き回しても大丈夫だが、初段系電源なので基板を近くに配置したほうが良かった。 続いて6B4Gのカソード抵抗とコンデンサを取り…

6B4Gシングルアンプ・配線中

6B4Gシングルアンプのトランスを養生する。ティッシュで覆った後に広告紙でカバーをかけた。続いてAC1次配線を始めた。すこしややこしいのでメモを書いて配線した。 終わったところで電源を入れ、トランスの電圧を確認。ネオンランプがスタンバイSWのオンオ…

6B4Gシングルアンプ・組み立て開始

そろそろ塗装が乾いたかな、ということで組み立てを始めた。TANGOのU-808は端子が下にあるので、あらかじめ配線を取り付けておかないと後で配線できない。 ここでU-808って2段アンプ用だったか3段アンプ用だったかなとしばらく考えこんでしまった。解体時に…

6B4Gシングルアンプ・回路変更の要点

今回は回路変更する点をリストアップしてみた。備忘録として残しておきたい。 ① ボリュームレスへ DAC側にボリュームがあるので無くし、代わりにR14(51KΩ)を入れる。 ② ハムバランサに抵抗追加 R15とR16として22Ω2Wを追加する。これですこしはハムバランサの…

6B4Gシングルアンプ・再塗装

浴室でシャーシをペーパーで水研ぎする。取れなかったプラサフを剥がしていたらやめられなくなり全て剥がしてしまった。すると溶接跡やケガキ線が現れた。これを製作した頃はプラサフで下地の傷などを隠していたんだね。 ガスレンジで乾かした後、ペーパーコ…

6B4Gシングルアンプ・裏蓋とシャーシ加工

さくっと完了した裏蓋の穴開け。というか、電気ドリルでガリゴリ開けた。空気穴はどのくらい開けたら良いのかわからないし、まあこんなもんで良しとした。シャーシと裏蓋の固定ネジ穴の位置がうまく合わなくて、修正していたら大きめの穴になってしまった。 …

6B4Gシングルアンプ・塗装剥がし

初めての塗装剥がしに挑戦した。剥がし液はカスタマーレビューで評判の良かったホルツの「塗装はがし液」を購入した。 必要なもの。新聞紙・ハケ・ウエス・容器(液を移し替える)・ゴム手袋など。 塗装剥がしは屋外で行った。臭いがあるという評判だったがあ…

6B4Gシングルアンプ・解体

6B4Gシングルアンプに裏蓋を取り付けるために解体した。シャーシには裏蓋をネジ止めするカレイナットを付ける必要があるし、どうせ再塗装するならロータリースイッチをトグルスイッチ2個にしたうえにボリュームレスにしようと考えたからだった。 解体は数時…

6B4GシングルアンプのDF解析

拙6B4Gシングルアンプは無帰還でのDFが1.6〜1.7と低い。本来ならもっと高い値を示すはず。 そこでなぜDFが低いのか、解析してみることにした。参照:6B4Gシングルアンプのリニューアル・改造完了 出力段の回路図を上記に示す。OPTはTANGOのU-808を3.5KΩ:8Ω…

6B4Gシングルアンプのリニューアル・特性測定と試聴

このアンプの外観はいかにも古典的様相なのだが、数回の改造を経てサイボーグ化した。蒸気機関車をイメージしながら作ったが、現在は銀河鉄道999といった感じ? 音や特性に不満があるので度々の改造となった。今回はA2級に対応して出力アップ、スケール感が…

6B4Gシングルアンプのリニューアル・改造完了

だんだん暑くなって、シャーシ加工には辛い季節になってきた。 リニューアルは当初、裏蓋を作ったりシャーシを再塗装しようと意気込んでいたが、やっぱり面倒くさい。音がどうなるかわからないし、結局シャーシ内をいじるだけにした。あらら。 変更する部品…