4P1Lシングルアンプ2号機はサイドにアクリル板を取り付け、養生テープを剥がした。
ところで1号機と2号機で特性はどのようになっているのだろうか。調べてみた。
2号機の諸特性を上記に示す。
1号機の諸特性を上記に示す。
高域カットオフは2号機のほうが圧勝だ。でも出力は1号機が大きく、利得は1号機が多め、NFB量は殆ど同じだがDFは1号機のほうが高め。これは2号機のOPTの損失が1号機より大きいためと思われる。
歪率5%での出力を比べてみた。100Hz~10kHzでの出力は1号機のほうが大きいが、100Hz以下の低域はほぼ同じ、高域は2号機のほうが大きい。
1号機のOPTは東栄のT-1200、2号機はARITO's Audio LabのSE-7K2W。出力容量はどちらも同じくらいだが、高域はSE-7K2Wのほうが伸びているため出力が大きくなっている。
さて、他に気になったのが、2号機のゾベル(0.1uF+10Ω)の高域カットオフが159kHzなので、周波数特性の高域カットオフ150kHzと重なっているのではないかということ。そこでゾベルを0.1uF+7.67Ω(高域カットオフ208kHz)にして周波数特性を調べてみた。7.67Ωは10Ωと33Ωの並列。
Lchのゾベル変更前と変更後の周波数特性。わかりにくいが、0.1uF+7.67Ωのほうがわずかに高域のピークが高くなった。
Rchのゾベル変更前と変更後の周波数特性。こちらもLchと同様だった。
高域のピークが下がるように思えたのだが、結果は逆になった。微々たる違いなのでゾベルは変更せず、0.1uF+10Ωのままとした。