おんにょの真空管オーディオ

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主に真空管を使用した自作アンプでの試行錯誤を公開しています。(お約束事) 追試は歓迎しますが自己責任でお願いします。

8B8 CSPPアンプ・実験機のNFBを深くかけてみる

実験機のOPTは優秀なので、NFBをもっと深くかけてみて挙動を観察してみようと思う。

 

NFB抵抗R19を2kΩから1.3kΩまで減らしてみた。高域にピークが生じない程度にC6を250pFとした。

 

諸特性。高域-3dB点の周波数は170kHzとなった。NFB量は10.5dB。DFは14.3まで増えた。

 

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Analog Discoveryによる周波数特性。

 

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SP端子に0.047μF~0.47μFのコンデンサをつないで方形波観測し、ダミーロードをオンオフしてみるが、リンギングが酷くなるものの発振には至らなかった。(10kHz方形波、ダミーロード8Ωでの出力1Vp-p、100mV/div[プローブ10:1]、20μS/div)

 

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+Bに入れている470Ω5Wをショートし、+Bが238Vと設計での209Vに対し高くなるのを承知の上で歪率特性を測定。歪率5%での出力は1kHzで7.1Wとなった。本番機での出力はもっと低くなるだろう。各周波数が良く揃っている。

 

NFB量は8dB~10.5dBの間に設定すれば良いかんじ。実験機でやりたいことはこれで全部かなあ。