配線やCR取り付け作業のキモは確実なハンダ付けにあると思っている。厄介なのが、接触しているがハンダが浸透していないパターン。これは配線チェックをすり抜けてしまう。後々ノイズや音が出ない原因になったりする。仮にハンダ付けが100箇所あったとして、1箇所でもそういうところがあれば不良になるというわけ。
42シングルアンプ3号機の配線の続きを行う。GND配線、真空管ソケット周り、アンプ部平ラグへの配線の順番で進める。
平ラグには配線を丁度良い長さにカットして末端の被覆を剥き、予備ハンダしておく。全部の配線が揃ったら一気にハンダ付けする。
SPへの配線とNFBの配線は撚っている。これには交流の信号電流が流れるので、撚ると外部からの影響を受けにくくなるし、自身からの磁束の漏れも少なくなる。
ちまちま進めて、後はカソードCRと入力のシールド線を残すのみとなった。
全ての配線とCRの取り付けが完了。まあいつもの風景だけどこんな程度。シャーシが広いので配線を所々インシュロックタイで束ねている。
この作業が終わってホッとしているところ。だって目が疲れる作業の山場を越えたわけでしょう。飛び散ったフラックスを筆で掃除したら、配線チェックと動作確認に移る。