現状ではアンプの特性や音質に関して十分との認識なので、後はサイドパネルを取り付けて養生テープを剥がせば完成する。でもその後で何かやりたいことを思いついたりするんだね。
私の場合、パーツをオーディオ用に替えたり、電解コンデンサと並列にフィルムコンデンサを抱かせたりといったことはやらない。それで特性が変わるかといったら変わらないからだ。おそらく音質は違ってくると思われるが、駄耳の私にはわからない。
そうやって最高級オーディオパーツで組むことで、最良の音質が得られると考えていたことが過去にはあった。真空管の銘柄もそうだ。でも今は、回路が音質をほぼ決定すると思っている。
あと数日試聴を続けてみて、何かやることがないのなら完成としよう。
こういった気合の入った直熱管シングルアンプは製作が大変だしお金がかかって仕方ない。もっとリラックスできるような、安易な真空管アンプを作りたい。例えば6AU6と6AR5を使ったシングルアンプ。6AR5を3結にして出力は0.5W~1W程度のミニワッター。ラジオ用の真空管でアンプをという構想なのだが、ウケないよね。間違いなく。