おんにょの真空管オーディオ

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古(いにしえ)の真空管を使った好音質のアンプで音楽を聴きましょう。(お約束事) 追試は歓迎しますが自己責任でお願いします。

71Aロフチン・ホワイトアンプ その2

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続いて71Aロフチン・ホワイトアンプの回路設計をしてみた。

 

6SF5の動作点はEb=100V,Eg=-1V,Ip=0.3mA、RLは200KΩ。 71Aの動作点はEb=172V,Eg=-38V,Ip=20mA、OPTは1次5KΩ。

 

出力管過電流対策として、+B〜カソード間に22KΩのブリーダー抵抗 を入れてある。ブリーダー電流は1mA。この値が適当かどうかは わからない。

 

71Aは5VでDC点火。フィルタのCR値は現物合わせで決定する。

 

続いてゲインの計算。

6SF5の動作点でのrpは、Ep-Ip特性より125KΩ。

μ=100、RL=200Kなので100×(200K/(125K+200K))=61.5

71Aのμ=3、OPTは5KΩ:8Ωで√(5K/8)=25:1

OPTの効率を90%と仮定。

A=61.5×3÷25×0.9=6.6(16.4dB)

ま、こんなもんだろう。

 

6SF5で71Aを振れるか?

0.5Vp-pの入力があった時、6SF5のプレートには135V〜57.5Vの振幅が 現れるから、(135-57.5)÷2=38.75Vとなり、71AのEg=-38Vより大きい。 なお、6SF5の入力0.5Vは初速度電流が流れる領域であり、かなり無理 している状態だ。6SF5の実力がわからないため、現状では判断できない。

 

71Aのヒーター電力は1.25Wで、出力は0.8W。

ちなみにカソード抵抗の消費電力は2.9Wなのでダントツでありますね。