おんにょの真空管オーディオ

おんにょの真空管オーディオ

主に真空管を使用した自作アンプでの試行錯誤を公開しています。(お約束事) 追試は歓迎しますが自己責任でお願いします。

6DN7シングルアンプ

6DN7シングルアンプ・完成

TU-894(改)のパラレルフィード実験の結果が良かったので、同じOPTとチョークコイルの組み合わせでアンプを製作することにした。使用する真空管には以前回路設計したことのある6DN7を選んでみた。 回路図を上記に示す。OPTはKA-8-54P2でチョークコイルはCH-30…

6DN7シングルアンプ本番機・動作確認と特性測定

配線チェック後に+Bへダミー抵抗を取り付けて電源オン、+B・+B1・2SC4793のコレクタ電圧を確認。続いて6DN7を挿して電源オン、各部の電圧を確認。 SP端子にDMMをつないでRCA端子に指を触れ、AC電圧が上昇するのを確認。今回は動作一発OKだ。 測定器をつない…

6DN7シングルアンプ・本番機配線

6DN7シングルアンプ本番機の配線を始めた。試作機の配線はカットして短くなっていたりするので再利用せずに新しい配線を使う。古い配線の長さがわかっているのでやりやすい。 まずAC1次配線を済ませて電源トランスの電圧を確認。ヒーター配線が終わったとこ…

6DN7シングルアンプ・本番機組み立て開始

6DN7シングルアンプ本番機の組み立てを始めた。 OPTをケーシング、電源トランスは黒のキャップボルトに交換。ボルトはシャーシに嵌るように位置を微調整。 外装パーツを取り付ける。試作機を組んでいるので、同じ手順で組み立てれば良い。 パーツを取り付け…

6DN7シングルアンプ・磨き

塗装が完了したシャーシと裏蓋の磨きを行った。 これは塗装し終わったときのもの。 浴室で#1000のペーパーでホコリを削り、平らになったら#2000のペーパーを小さな木片に巻きつけて水研ぎする。時々セルローススポンジで水気を拭き取って確認する。ゆず肌が…

6DN7シングルアンプ・塗装

6DN7シングルアンプのシャーシ・裏蓋・トランスケース・チョークコイルを塗装した。 いつも作業に没頭して写真を撮りそびれる。ペーパーコーンを付けたリューターでケガキ線を消し、浴室で水をかけながら台所用タワシで縦横斜めに傷をつける。乾かしたら広告…

6DN7シングルアンプ・試作機を解体

6DN7シングルアンプの試作機を解体した。シャーシ、裏蓋、トランスケース、チョークコイルを塗装して本番機として組み立てる。 バラバラになった。 前に戻るけど、実験で残留ノイズが0.1mVから0.3mVに増えたのが気になる。+Bの残留リプルによるものと考えて…

6DN7シングルアンプ・実験

試作機としてはほぼ完成と思われるが、ふと思いついたので試してみることにした。 回路図を上記に示す。カソードバイパスコンデンサをGNDから+Bに繋ぎ変えた。容量は耐圧の関係で470uFから100uFになった。出力段の信号ループとしては6DN7プレート〜OPTのP1〜…

6DN7シングルアンプ・チューニング

いや、チューニングというほどではないけど。NFB抵抗と並列に抱かせた位相補正容量(150pF)を取ってしまった。もうすこし高域に輝きが欲しいと思ったから。 C10を削除。 位相補正容量無しの周波数特性。100kHzあたりに0.3〜0.4dB程度の小ピークがある。 Lchの…

6DN7シングルアンプ・NFBと詳細な特性測定

動作に問題がなさそうなのでNFBをかけることにし、1.8kΩで周波数特性を見る。100kHzあたりに小ピークが見られるため150pFの位相補正容量を入れた。SP端子が無負荷の状態で0.1uFのコンデンサを入れると発振するが、特殊な条件なので無視する。 回路図を上記に…

6DN7シングルアンプ・動作確認

6DN7シングルアンプ試作機の配線チェック後、+Bにダミー抵抗を接続し真空管を挿さないで電源投入、+B電圧を確認。半固定抵抗を回して2SC4793のコレクタ電圧を49.6Vに調整。 続いて6DN7を挿して電源投入。電力増幅ユニットのカソード電圧が約37Vと低すぎるし+…

6DN7シングルアンプ・試作機の配線

6DN7シングルアンプ試作機の配線を始めた。試作機とはいっても本番機を想定して配線をする。いつもの手順どおり、AC1次配線をして電源トランスの電圧を確認。ヒーター配線をしてヒーター電圧を確認。 真空管を挿して点灯式。ヒーター電圧は6.28Vとすこし低め…

6DN7シングルアンプ・試作機組み立て開始

6DN7シングルアンプ試作機の組み立てを開始した。まずはトランスケースにOPTを入れる。固定するにはカットした厚紙を入れ、動かなくなったらOK。シャーシは保護ビニールを剥がしバリ取りをした。チョークコイルは取り付けた後でのハンダ付けが難しいので予め…

6DN7シングルアンプ・平ラグ基板作成

6DN7シングルアンプの平ラグ基板を作成した。 まずは+B電源部の平ラグパターン。 作成した+B電源部。FETはシャーシに止めて放熱させる。 それぞれLchとRchのアンプ部平ラグパターン(2019.10.28修正)。 作成したアンプ部。 一応配線チェックをしてあるが、+B…

6DN7シングルアンプ・平ラグパターン作成

6DN7シングルアンプの平ラグパターンを作成した。 +B電源部。これは4P1Lシングルアンプの焼き直しで殆ど一緒。 Lchのアンプ部(2019.10.28修正)。込み入っているところと空いたラグがあるがまあいいや。 Rchのアンプ部(2019.10.28修正)。中央からミラー配置と…

6DN7シングルアンプ・仮組み

加工の終わったシャーシにパーツを取り付けて、ちゃんと付けられるかどうか、パーツの干渉はないかなどを確認する。 いきなり取り付け終わったシャーシ内部。電源トランスの向きを間違えた。開口部の寸法を大きめに開けてしまったみたい。ロッカースイッチと…

6DN7シングルアンプ・シャーシと裏蓋の加工

6DN7シングルアンプはまず裏蓋の加工から始めた。裏蓋とシャーシの穴開け図を印刷して貼り付ける。ケガキ線を入れてオートポンチでマーキング。 裏蓋は幅146mmにピラニア鋸でカットしシャーシ固定用の穴を開けた。シャーシにペンでマーキングし穴開け。位置…

6DN7シングルアンプ・穴開け図作成

このブログには時事ネタを書かないようにしているのだが、この記事を書いているのは10月11日で、台風19号が接近して雨が降っている。私の実家は館山市にあり、台風15号の際には瓦が飛ばなかったものの居間の吊り天井が一部剥がれて雨漏りし、畳にカビが生え…

6DN7シングルアンプ・残りのパーツを買い出し

アキバへ出かけて必要な残りのパーツを買い出しに行ってきた。 まだすこしだけ画像に登場していないパーツ(半導体やネジ、配線など)があるけど、これで試作機が組めるはず。安い普及品のコンデンサや抵抗を使うので、新品で揃えてもそんなに高くならない。 …

6DN7シングルアンプ・トランスケースの製作

6DN7シングルアンプのトランスケースの製作を始めた。 アルミ板をカットし角パイプに瞬間接着剤で貼り付ける。注:衝撃を加えたら取れてしまったのでエポキシ系接着剤のほうが良いかもしれない。 乾いたら飛び出している部分を平ヤスリでツライチに削る。薄…

6DN7シングルアンプ・シャーシレイアウト設計

6DN7シングルアンプのシャーシレイアウト設計を行った。使用するシャーシはゼネラルトランスのSC-35、W250mm×D150mm×H40mmで厚さ1.2mmの硬質アルミ。このシャーシは下側に固定用のネジ穴が無いので自分で開ける必要がある。 折返し幅は11mm。たぶん(株)奥澤…

6DN7シングルアンプ・+B電源回路のフィッティング

+B電源回路のフィッティングを、バラックを組んで確認した。 バラックで組んだ+B電源部とアンプ部。 +B電源回路及びアンプ部における実測の電圧を赤字で記入。片チャンネル分の電流は13.2kΩの抵抗で代用した。 +B電圧はAC100V換算で357Vとなり設計値と一致し…

6DN7シングルアンプ・ショートリングとか

電源トランスPT-10Nは磁気シールドがあるもののショートリングが無いので入れることにした。幸い銅箔テープが余っているし。 ボルトを外して分解し、電圧などが書かれていたシールを剥がした。銅箔テープを幅28mmにカットしコア部に1周巻きつけ、合わせ目は…

6DN7シングルアンプ・レイアウト検討

早速東栄変成器で電源トランスのPT-10Nを入手した。箱から出してみるとコアの端面が見えない。磁気シールドが入っている。もしかしてショートリングも巻かれているのかと分解してみたが、そうではなかった。 PT-10NのサイズはW82mm×D68mm×H62mm(シャーシ上)…

6DN7シングルアンプ・バラックでテスト

TU-894(改)のパラレルフィード実験の結果が良かったので、同じOPTとチョークコイルの組み合わせで他の真空管でもテストしてみようと考えた。そこで以前6DN7シングルアンプの回路設計を行ったことがあったので、通常の場合とパラレルフィードで比べてみること…

6DN7シングルアンプの構想

以前何かのおりに入手したT4646SというシングルOPTの使いみちを考えていた。1次インピーダンスは14kΩでNF巻線が設けられている。 このOPTは10Wくらいの容量があったように記憶しているが、背が低くて58mmしかないのでVT-25のような送信管とはつり合わない。…