おんにょの真空管オーディオ

おんにょの真空管オーディオ

主に真空管を使用した自作アンプでの試行錯誤を公開しています。(お約束事) 追試は歓迎しますが自己責任でお願いします。

6FJ7シングルアンプ

6FJ7シングルアンプ2号機・完成

以前から考えていたアンプに、コンパクトロン管を使ったミニアンプがある。なんかこう、ちっちゃくてかわいいアンプなのだけど、真空管が光って存在感のあるもの。但しデザインや仕上げには手を抜かない。 手持ちの6FJ7を確認してみたら7本あった。このうち…

6FJ7シングルアンプ2号機・動作確認~特性測定

配線が完了した6FJ7シングルアンプ2号機を、回路図と突き合わせてチェックを行う。漏れやミスは無いようなので、真空管を挿して電源オン、+Bと6FJ7電力増幅ユニットのカソード電圧を交互にチェックする。各部の電圧を測定、電圧増幅ユニットのプレート電圧が…

6FJ7シングルアンプ2号機・配線

6FJ7シングルアンプ2号機の配線を始めた。まずAC1次配線を済ませて電源オン、ロッカースイッチの点灯と電源トランスの電圧を確認する。電源トランスの端子には無鉛ハンダが使われているためかどうかわからないが、テスターリードの先端で触れてもなぜか導通…

6FJ7シングルアンプ2号機・組立開始

6FJ7シングルアンプ2号機の組み立てを始めた。その前に、OPTの底にシールを貼っておいた。もしも将来解体した時に、OPTが何かわかるように。 組み立てが順調に進んで、パーツが全て付いたところ。ボリュームの近くの立ラグは、シャーシに穴を開けて固定しシ…

6FJ7シングルアンプ2号機・磨き

そろそろ塗装が乾いたと思うので、シャーシと裏蓋の磨きを行う。地味で大変な作業だ。 磨く前の状態。ゆず肌で、ところどころにゴミが付いている。浴室でコンパウンドシートを使って水研ぎする。ゆず肌を消すのは大変なので、それなりに磨けていれば良しとす…

6FJ7シングルアンプ2号機・平ラグ作成

6FJ7シングルアンプ2号機の平ラグを作成した。それぞれ+B電源部とアンプ部。 +B電源部の平ラグパターン。220μF350Vの電解コンデンサは省略してある。 こんな感じになった。 反対側から見たところ。 FETの2SK3234は平ラグの固定スペーサーに共締めしてシャー…

6FJ7シングルアンプ2号機・塗装

6FJ7シングルアンプ2号機のシャーシと裏蓋、OPTを塗装する。いつもの金太郎飴的な記事だが備忘録なので。仮組みを解体し、シャーシと裏蓋のバリを、リューターにつけたペーパーコーンで削る。溶接跡も削った。次に#400のペーパーで縦横斜めに水研ぎして傷を…

6FJ7シングルアンプ2号機・仮組み

シャーシと裏蓋の加工が終わったので、パーツを組み付けて干渉や接近し過ぎているところがないか確認する。 組み上がったシャーシ内部。シャーシが小さいからパーツ同士が接近しているものの干渉は無かった。 反対側から見たところ。 バナナ端子のラグがシャ…

6FJ7シングルアンプ2号機・シャーシと裏蓋の加工

まずシャーシの加工から始めた。穴開け図を印刷してカット、シャーシに貼り付けて定規とカッターでケガキ線を入れる。十字の中央にオートポンチで案内穴をつける。新調したオートポンチなので調子が良い。 電源トランスの角穴を開けているところ。コッピング…

6FJ7シングルアンプ2号機・パーツが揃った

アキバへ出かけて不足しているパーツを買ってきた。 パーツを並べてみた。これでほぼ全部と思う。あれっ、半導体とツマミが入ってない。 入手したパーツに合わせて回路図を変更。ところで、入力にボリュームを付けることにした。というのは、手持ちを探った…

6FJ7シングルアンプ2号機・レイアウト設計 その2

やっぱり電源トランス前の空き地が気になるかな、ということで、手持ちのパーツを探ったら220μF350Vの電解コンデンサが出てきた。これをカットしたユニバーサル基板に固定してシャーシにネジ止めすればいいんじゃね? 電解コンデンサは220μF350V、直径26mm・…

6FJ7シングルアンプ2号機・レイアウト設計

6FJ7シングルアンプ2号機のレイアウト図を作成した。シャーシが小さいからかなり細かく設計しないと収まらない。 8Pと12Pの平ラグで構成する。8Pは電源部、12Pはアンプ部。 印刷して実際にパーツを並べ、レイアウトを確認する。 平ラグにCRパーツが乗るかど…

6FJ7シングルアンプ2号機・誘導ハム実験

株式会社奥澤の特注シャーシW200mm×D130mm×H40mmにトランスが乗るのか、乗せた時に電源トランスからOPTへの誘導ハムの影響はどうなのか、実験で確認する。 トランスを乗せてみた。この向きなら乗りそう。 左側OPTの1次側、0-7kΩ間にミリボルトメータをつなぐ…

6FJ7シングルアンプ2号機の構想

PEN45シングルアンプはサイドパネルの入手待ち。この暑いのにもう次期真空管アンプを考えている。 手持ちの6FJ7を探してみたら7本あった。うち1本はノイズ不良だけど。この中で2本を使ってシングルアンプを製作したい。1号機は譲渡済なのでこれは2号機となる…

6FJ7シングルアンプ・六角穴付きボルト

電源トランスの無塗装ナベネジが気になって仕方がない。ついウィルコに六角穴付きボルトを発注してしまった。 ねじ径別価格表のM4のタブを見てほしい。長さは75mmまである。PMC-95Mは長さ50mmのFC-0450が相当する。4本で400円(税別)。 注文してから届いたの…

6FJ7シングルアンプ・完成

6FJ7シングルアンプの本番機が完成した。ヤフオクで6FJ7を入手したのでその音を聴きたいなと思ったのがきっかけだった。まずはシングルで製作することにした。デッドスペースとなる電源トランス前に小さなチョークコイルを置いたらデザイン的にまとまりのあ…

6FJ7シングルアンプ・本番機の特性測定

特性の測定はそれで音がわかるわけではないが、故障時の現象確認でのリファレンスとなるし、何か問題があれば改善をするために行っている。今回は試作機と特性を比較し問題がないかどうかの確認をするのが目的となる。 諸特性を上記に示す。回路的には初段の…

6FJ7シングルアンプ・本番機の配線完了〜動作確認

6FJ7シングルアンプの配線を進める。立ラグ周りは奥まっているので順序をよく考えないといけない。配線をハンダ付けするだけですいぶん時間がかかってしまった。 アンプ部基板に配線を取り付けてから仮置きし、ちょうど良い長さにカット、一気にハンダ付けし…

6FJ7シングルアンプ・組立〜配線中

6FJ7シングルアンプ本番機の組立を始めた。毎回同じような繰り返しだが備忘録なのだ。試作機よりは綺麗にと思っているけど大して変わらないような。 フロントパネルの傷つき防止に厚紙を切って貼り付けた。外装パーツの組み付けは程なく完了。 シャーシ内部…

6FJ7シングルアンプ・シャーシ磨き

塗装が終わった6FJ7シングルアンプのシャーシを磨いた。始めに#2000のペーパーで軽く全面をこすってゴミを落とす。一方向にやらないと傷がなかなか取れなくなる。 粗目・細目・極細の順に、一方向に直線でコンパウンドをかけていく。逆戻りはしない。 極細で…

6FJ7シングルアンプ・解体〜シャーシ塗装

6FJ7シングルアンプのシャーシを塗装するため試作機を解体した。昼間なら気温が5℃以上になるので塗装ができると判断。本当は6HA5パラシングルアンプのほうを先にやるつもりだったのだが、こちらのほうを先に塗装して様子を見ようと思った。 こんなふうにバラ…

6FJ7シングルアンプ・ダンピングファクタの周波数特性

私の場合は1KHzでのダンピングファクタが何某と書いているだけなのだが、こちらのWebには 小型スピーカの場合、どうやら超低域でのダンピング・ファクタが物を言うようで、中低域以上のダンピング・ファクタだけ高くでもだめなようです。 と書かれていたので…

6FJ7シングルアンプ・クロストーク対策

聴感上は変わらないとわかっているんだけど、右側の6FJ7を180度回転させることによって2本のタマの電力増幅側ユニットを接近させ、電圧増幅側ユニットを遠ざけてクロストークがどう変わるのか調べてみた。 シャーシ内部。右側のソケットが180度回転している…

6FJ7シングルアンプ・詳細な特性測定

ヒーターハムが出たりいきなり設計ミスが発覚したりした6FJ7シングルアンプだが、種々の変更によりようやく立ち上がり始めた。 ヒーターハムは特に多いタマを交換し、ヒーターバイアスにコンデンサを並列につなぐことにより残留ノイズが0.1mVレベルまで減少…

6FJ7シングルアンプ・配線完了〜動作確認

6FJ7シングルアンプはソケット周りの配線、立ラグの配線及びCR取り付けを行い、アンプ部基板を取り付け、配線を済ませて全て完了。 シャーシ内部を見る。 反対側から見たところ。横向きの茶色の電解コンデンサがブラブラするので本番機では両面テープでくっ…

6FJ7シングルアンプ・試作機の組み立て〜配線中

6FJ7シングルアンプ試作機の組み立てを始めた。仮組みを解体してシャーシの保護ビニールを剥がし、再度組み立てる。 OPTの配線がとぐろを巻いていて邪魔なので先に処理しよう。 OPTの2次側配線を長いままSP端子にぐるりと回したが、邪魔なので本番機では短く…

6FJ7シングルアンプ・平ラグ基板作成

6FJ7シングルアンプはまず無塗装で試作機を作ってみることにした。 これは電源部の回路図を抜き出したもの。 平ラグパターンを作成。10Pの平ラグに収めた。 これはアンプ部の平ラグパターンとソケット周りのCRの取り付け図。10Pの平ラグにはアンプ部全部を乗…

6FJ7シングルアンプ・仮組み

シャーシ加工が終わった6FJ7シングルアンプの仮組みをしてみた。特に修正など必要なく組めることがわかった。シャーシが小さくてもトランス類が乗っているので見た目より重く感じる。 シャーシがあと1cm低かったらバランスが良くなると思うけど、この程度な…

6FJ7シングルアンプ・シャーシ加工

6FJ7シングルアンプの製作は最初に疲れるシャーシ加工をやってしまうことにした。穴開け図を印刷した紙をカットし罫書きを行う。オートポンチを打って穴開け準備完了。 電源トランスの角穴から加工を始めた。ステップドリルで13mmの穴を開け、ハンドニブラで…

6FJ7シングルアンプ・シャーシレイアウト設計

6FJ7シングルアンプのシャーシには(株)奥澤のO-48、W200mm×D140mm×H50mmを使うことに決めた。久しぶりに1.5mm厚のアルミ加工となる。 シャーシレイアウトはこんな感じになった。10Pの平ラグ板2枚はそれぞれ電源部とアンプ部に使うつもり。 裏蓋もちゃんと付…