おんにょの真空管オーディオ

おんにょの真空管オーディオ

主に真空管を使用した自作アンプでの試行錯誤を公開しています。(お約束事) 追試は歓迎しますが自己責任でお願いします。

アンプ考

真空管アンプを製作すること

6AR5シングルアンプは明日にでも本組み立てに入れる状況になった。一旦始めれば数日で配線完了までいってしまうに違いない。かつて2007年に真空管アンプの製作の興味が復活した際には、組み立て始めるとワクワク感が止まらなかった。早く組み立てて音出しし…

ミニオフ後のアンプを試聴

ミニオフ会から戻ってきたアンプは測定器を使って問題ないかちょっと確認したんだけど、試聴でも確認しておこうと思う。 8B8 CSPPアンプ。電源を入れた当初はなんだか陳腐な音しかしないので、こんなもんかと思ったのだが、1時間も鳴らしていると聴き慣れた…

私が真空管アンプのデザインや性能に拘るわけ

私が考える真空管アンプは音楽を聴く他に見て楽しむ要素があると思うので、音が良ければデザインなんてどうでも良いというのなら別の部屋にでも置いて(隠して)使えば良いと思う。 デザインが良いのみならず、特性がある程度保証されなければやっぱりダメだと…

リスニングルーム訪問

今回は趣向を変えて、ザ・キット屋 コラムに載っているリスニングルーム訪問を見た私の勝手な感想を書いてみた。 これって子供の頃からの夢を実現したものじゃないだろうか。でも私にはこれらのリスニングルームがいくら良い音を出していたとしても、音楽が…

秋葉原ラジオストアー閉館

今回は字ばっかりなので、特別にフォントを大きくしてみた。 私はアキバへ出向いてアンプ部品などを買ってくることが多い。ネット通販だと店ごとに送料がかかるし、出向いたほうが一度に部品を入手できるからだ。 さて、「秋葉原ラジオストアー」が2013年11…

ボリュームによる周波数特性の高域低下

ザ・キット屋コラム「プリアンプの効果」より 拙ブログ「ボリュームによる周波数特性の高域低下」で少し書いたけれど、「パワーアンプの入力ボリュームを絞ると高域の周波数特性が劣化する」を検証してみた。 パワーアンプには拙17JZ8 CSPPアンプを使い、入…

ドッカンボリューム

何年かぶりに風邪をひいて寝込んでしまった。回復してきたものの、まだ頭がぼんやりしている。手足を動かして何かしようとは思わないけれど、うまく働かない頭を使ってつまらんことを考えてみた。 ロクタル管スーパーで経験した、ボリュームを上げると急に音…

ハムが出る

最近掲示板にハムが出るんですが原因は何でしょうか?という質問がいくつかあった。黙って座ればピタリと当たる!ではないけれど、占い師でも神様でもないのだからわからないよ。 こういう人はネットにあるハム対策の情報を見つけて試してみて、変わらないか…

高圧スイッチング電源・再び

むかし拙ブログで高圧スイッチング電源のコラムもどきを書いたことがある。 +Bとヒーター用にスイッチング電源を用いれば筐体の小さい真空管アンプができるのになあ、という記事である。 じつは数ヶ月前に、とあるショップからB電源用のスイッチング電源を作…

ハンダ

今回は思いつきでコラムもどきを書いてみた。テーマはハンダである。 私はアンプの製作に普通のハンダを使っている。メーカーは千住金属で、スパークルハンダという商品名がついている。スズ60%、鉛40%で径は1.6mm、フラックス入りのやつだ。1.6mmと太いのは…

真空管オーディオフェア2011

真空管オーディオフェアに行ってきた。2日目のイベント「最新真空管アンプ試聴会」に合わせて行ったが初日は混雑で大変だったようだ。私は人酔いするので結果として避けた形となった。 2階会場。若い人がちらほらいるかなあ?朝11時ごろの撮影。 午後1時から…

格言

今回はつまらないエッセイを書いてみた。駄文失礼。 私が勝手に作った格言に、 「できる人は、できない人がなぜできないのかわからない」 というのがある。何だか禅問答みたいだが、できる人は、労せずともできてしまうため、できない人がどうしてできないの…

高圧スイッチング電源

今回は趣向を変えてコラムもどきを書いてみた。 最近、ひょんなことでminiwattの真空管アンプ、N3というのを知った。 このアンプ、出力トランス(と思われる)が2個立っているだけで、小さい筐体の中に電源部が入ってしまっているようだ。どう考えても電源トラ…

ヴォイシングチャート

2010年6月6日(日)にサンバレーの東京試聴会へ行ったときの資料に「当社代表的アンプのヴォイシングチャート」がついていた。これは、サンバレーのアンプの音色や音調の位置づけを示したものだ。 これをスキャナーで取り込み、Excelでマネたものを作ってみた…

スイッチ

海外旅行より無事戻って参りました。まだ荷物の整理でオーディオどころではないのだが、それじゃなんなので最近入手したスイッチを紹介しようと思う。 これは秋葉原のキョードーで、200円で売られていたもの。なんでこんなスイッチを紹介するのかというと、…

超低頭ネジ

パソコンが壊れてブログの更新が滞ってしまった。今は妻のパソコンを借りて書き込んでいる。普段から拙ブログを見ている人はまれだろうから、お許し願いたい。 さて、今回はネジの話。アンプの上面をネジで留める時、皆さんはどんなものをお使いだろうか?ナ…

サイドウッド

私の作るアンプにはサイドウッドをつけることにしている。理由は部屋との調和だ。木造の和室だと、金属の塊でガラス瓶のついているアンプ(真空管アンプのことだけど)には不釣合いなことおびただしい。はっきり言って浮いてしまう。そこでサイドウッドをつけ…

トランスの色

ネットオークションで自作真空管アンプを見ていると、意外にトランスの色が統一されていないことに気づく。きっと手に入るトランスを、再塗装せずに使っているのだろう。特性第一だから各メーカーのトランスをそのまま使い、色使いなど関係ないのかもしれな…

手配線とプリント基板の比較

手配線とプリント基板を比較してみよう。 一般的なアナログ回路用プリント基板の膜厚を35μmとすると、 AWG22に相当する基板の線幅は 9.30mm AWG20 〃 14.79mm AWG18 〃 23.51mm となる。 AWG22というと、手配線ではかなり細く感じられるが、プリント基板の線…

完成させる喜び

初心者にとって、作ったアンプやラジオが鳴った時の喜びは何者にも代え難いものがある。 私は中学生時代にアマチュア無線部に入っていた。部には勉強班と製作班というのがあって、私は製作班に属していた。エレクトロニクス工作でピーブー鳴るものを作ったり…

アンプの出力の話

CDは音量のピーク管理がなされているので、2VmaxのCDプレーヤの場合、ポップスやジャズではアルバム全体でピーク時に2V出るそうだ。 私のオーディオは、CDプレーヤ〜ラインアンプ〜メインアンプ〜スピーカーの構成となっている。 ちょうどいい音量でラインア…

ロフチンアンプのカソード抵抗

ロフチンアンプの出力管カソードにバイアスを与えてあげれば、 カソード抵抗で消費する電力を抑えることができるのだけど、 そういう回路を全然見ないのは何故だろうか? 数10ボルトで100mA程度取れれば良いので、半導体アンプのトランス とかで構成すれば良…

チューブガード

いまValve's Worldにチューブガード付きの300Bシングルアンプが 掲載されているが、個人的にはチューブガードが目立ちすぎのように 思う。いままでにチューブガードとして良いと思ったのは画像に 示すVP-3488だ。そう、石油ストーブのガードみたいなものだ。…

直結差動アンプ

どこかの掲示板で真空管の直結差動アンプは難しい、って 書いてるけど前例があるんだよね。 このアンプ、二十数年前に組んだことがある。 数年前にレストアしていつでも稼動可能な状態になってる。 次段ECC82のプレート電圧に差が出るので、100Ωだかの 半固…