電圧増幅段に6AN8Aを使うことは拙ブログの記事に書いた。こちらではぺるけドライブと言われるSRPPとしたが、5極管による増幅に3極管のカソードフォロアを組み合わせたらどうなるのか確かめることにした。 LTspiceでシミュレーションを行う。ぺるけドライブの…
バラックを組んだ状態で、オシロスコープの観測をしておこうと思ったんだね。NFBをかけた状態で波形が同時に上下クリップすることを確認。ここまではOKだった。ついでに容量負荷で発振しないことを確認しておく。たぶん大丈夫だと思うけど。ところが、無帰還…
R120シングルアンプは、片チャンネルのみバラックを組んで実験することにした。 電源部はシャーシに組んだが、アンプ部はバラックの状態。 回路図に実測の電圧を赤字で記入した。片チャンネルのみなので+B電圧が高く、R11を150Ωから750Ωにしたがまだ高め。 A…
全くもって金太郎飴的な記事だが、西崎電機には12B4Aシングルアンプ用の電源トランスも特注でお願いしていた。今回はそのテストを行う。依頼内容は以下のとおり。----------------------------------------------西崎電機様いつもお世話になっております。伏…
西崎電機に特注した電源トランスが届いた。早速テストしてみることにする。依頼内容は以下のとおり。----------------------------------------------西崎電機様いつもお世話になっております。伏せ型電源トランス(上下カバー付き)の見積もりをお願いします…
今回はC3eを使用した実験を行う。ソケットを製作依頼者から入手したので、バラックを組んでテストする。 実験風景。 C3e周りのアップ。電源には24V0.5AのACアダプタと16VのノートパソコンのACアダプタ、昇圧DC-DCを使用した。 回路図を上記に示す。赤字は実…
製作依頼者から手巻きOPTを入手した。1次インピーダンス3kΩ、2次インピーダンス8Ω、出力容量15W、1次最大重畳DC電流110mAの仕様。重量は2.4kg。どんなものか特性を測定してみた。 特性を調べるために6B4Gシングルアンプを使った。このアンプはTANGOのU-808を…
R120シングルアンプに使用する整流管AZ50は、実際にどのくらいの電圧が出るのか実験で確かめることにした。 実験風景。電源トランスは6B4GシングルアンプのPMC-170Mを使い、アンプの真空管を抜いておいた。 実験の回路図に実測の電圧を記入。電流が124mAとチ…
未知の出力トランス(OPT)の位相を確認する方法。 電池(006Pまたは1.5V乾電池)とアナログテスタを用意する。トランスの1次・2次はテスターで抵抗を測定してみるとわかる。図のように結線してテスタはDCVレンジにする。 スイッチを入れた時に針がプラス方向に…
R120シングルアンプの回路図を作成した。まず電圧増幅段がC3eの5極管接続で、カップリングコンデンサを介してR120をA1級で振る2段アンプだ。電源部は電源トランスの+BタップをAZ50で両波整流、LCによるフィルタを通す。C3eはフィッティングが必要でg2電流は…
ある人からR120を使用したシングルアンプの製作依頼があった。支給されたのは出力管R120、電圧増幅管C3e、整流管AZ50、OPTにSELのOTN-A3S。 R120は傍熱3極管でPp maxが15W、Ep=250V、Ip=60mA、Eg=-35V、RL=2.5kΩでの出力は3.5Wとなっている。バイアスの違い…
11月だというのに毎日暑い。犬の散歩や自分の運動の時はまだ半袖だ。なんだか部屋が暑いので冷房を入れた。今年の暑さがまだ尾を引いているらしい。もう雨季は終わったのだから、乾季に入らなければならないと思うのだが。さて、ま~た真空管アンプだ。実は…
貴重な直熱管は垂直に立てて輸送すること。 箱に天地無用のシールをベタベタ貼っておく。 大きい箱に緩衝材を敷き詰めて偏らないように。 車で輸送するので、かなり大きい上下の振動が加わる。 以前真空管アンプを正立して送ったら底蓋の足の周囲が歪んでし…
先日行われたミニオフ会で6AN8Aを頂いた。これを使った回路を考えてみよう。 6AN8Aは電圧増幅の中μ3極管とシャープカットオフ5極管が1本に封入された複合管だ。ヒーターは6.3V450mA。3極部ユニットのμは19となっている。オーディオ管だそうだが、アプリケー…
今年も横須賀の古民家で行われたミニオフ会へ参加させて頂いた。当日は早朝目が覚めたので、早く出発し会場へ行く前に散策することにした。いきなりの脱線ですみません。ヴェルニー公園はまだバラが咲いていた。多くのバラが植えられていて、5月と10月には花…