
3A/107Aシングルアンプをヤフオクに出品しようと思う。この後は新作アンプの製作を進めることにする。
このアンプは入力ボリュームがなくスピーカーターミナルはバナナ専用だ。一般の人に使って頂くためには、入力ボリュームは必須でケーブルを直接つなげられる必要がある。

フロントパネルをマスキングテープで養生し切削屑がシャーシに入らないようにウエスをテープで止めた。穴開けはキリで案内穴を設け、手回しドリルで開けた。ドリル刃が逃げてフロントパネルを傷つけると売り物にならないので慎重に開けた。ドリル刃を1.5mmから太くして5.5mmで開ければ完了。バリ取りをして切削屑を掃除機で吸い取った。

R15は50kΩAのボリュームに、半固定抵抗VR1は固定抵抗に変更する。DMMで測ったら116Ωだったので、手持ちの抵抗から120Ω//3.9kΩ=116.4Ωに交換した。
シャーシGNDポイントをRCA端子近くから入力ボリュームの近くへ移動する。GND配線は取り回しを変更するだけでは長さが足りないので配線を取り替えた。ボリューム~FET入力のシールド線を作成。シールド線にアンプ部平ラグのGND線をゆるく巻き付けながらシャーシGNDポイントで落とす。RCA端子からボリュームまでのシールド線を作成。この4本のシールド線の作成に時間がかかった。電源トランスの近くを通らなければ誘導を受けることはないのだが、場所によってはクロストークが生じるためシールド線にした。

改造が終わったシャーシ内部。

反対側から見たところ。
改造が終わったら配線チェックを行い、ミスや誤配線が無かったので真空管を挿して電源オン、各部の電圧を確認する。

回路図に赤字で実測の電圧を記入。すこし低めだが大丈夫そう。

特性を測定。1kHzにおける歪率5%での出力は0.45W~0.46Wといかにもミニワッターだ。特性は以前の測定とほぼ同じだった。

Analog Discoveryによる周波数特性。20Hz~20kHzをぎりぎりフラットにキープしている。

クロストーク特性。20Hz~20kHzでは-75dB以下となった。

Lchの歪率特性。1kHzのカーブが他の周波数に比べ低歪みになっている。

Rchの歪率特性。Lchと同様だった。

方形波応答。[10kHz方形波、ダミーロード8Ωでの出力1Vp-p、50mV/div(プローブ10:1)、20μS/div]
SP端子に0.047μFから0.47μFのコンデンサをつないで方形波観測し、ダミーロードをオンオフしてみるが発振の兆候は見られず安定していた。いつもは出力が2Vp-pで観測するが、このアンプは小出力のため1Vp-pとしている。
特性を調べた限りにおいては特に問題は見られない。

無事入力ボリュームが付いた。当初からあったように違和感は全くない。出力0.5Wというといかにも小出力だが、ニアフィールドでは音量十分だし女性ボーカルがよく歌う。