じつは常用PCのセッティングに時間がかかって、12A5シングルアンプのシャーシ加工にあまり手がかけられない状態だった。なんでWindows11って不安定なのだろう?OneDriveを強制してきたりするし、5GB以上がサブスクで有料というのが問題なのだよ。バックアップはデータを自分で外付けHDDに行うようにしているからOneDriveを使わないし。

さて、レイアウト図からサクッと穴開け図を作成。

穴開け図を印刷してカットし、シャーシに貼り付けてケガキ線を入れる。十字の中央をオートポンチでマーキングする。大体ずれるから修正する方向へ向かって斜めに打つ。100回打ったら50回は修正している感じ。

穴開けは電源トランスの角穴からスタート。ステップドリルでつながった丸穴を開け、コッピングソーの刃を差し込んで一周くり抜く。騒音はシャーシ内に消しゴムをガムテープで貼り付けると軽減する。コッピングソーの刃は都度水溶性の切削液をつけるようにしている。
一周くり抜いたら平ヤスリで端面を均す。ペーパーでバリを削る。この状態で電源トランスをシャーシに乗せ、ボルト穴の位置を油性ペンで印をつける。

実物合わせのやり方に変えてから一発で穴が開くようになった。これで面倒な電源トランスの穴開けはおしまい。どうだ!
たかが1.5mm厚のアルミ加工でなに言ってんだ?

ACインレットの穴開けをする。丸穴6個はステップドリルで開けた。四隅を丸ヤスリで指定寸法まで削っておく。
穴が単に四角だとシャーシの穴が見えてしまう。ACインレットってなんで角R指定なんだろう?

後はヤスリでガシガシ削るだけ。

ロッカースイッチの穴はノギスで測りながら13.0mm×19.2mmで開けた。

これで前後左右の穴開けが完了。残すところ上面の丸穴だけになった。

サークルカッターで真空管ソケット穴を開けているところ。切削液は粘度の低いものを使用すること。ハンドルは持ち上げ気味に回すこと。サークルカッターの摺動部にグリスアップするのを忘れないこと。
残念ながらこのサークルカッターは終売で、金属用サークルカッターは電動ドリル用のものが見つかるものの、これって刃先が食い込むと切削物が一緒に回りだすかもしれない。手動のカッターなら刃先を戻して上げることで対応できるのだが。
他にはホールソーがあるけど穴開け径ごとに揃える必要がある。私はこれを使って何度か失敗したので現在は使っていない。シャーシパンチも持っているけど、サークルカッターを入手してからはこればかり使っている。

穴開け寸法間違いを防ぐため、油性ペンで丸印をつけた。
後は小さな丸穴だけなので、ドリルやステップドリルを使ってひたすら開けていった。真空管の放熱穴は、ドリルスタンドのストッパーが下がらないようにして、ステップドリルが7mmより大きく加工できないようにした。


バリ取りが済んでシャーシ加工終了。工具を片付けて掃除したら完了。いつもなら裏蓋の加工があるんだけど、アルミ板の年明けの発注でまだ届いていない。
今後は無塗装の状態で試作機を組んで音色を確かめようと考えている。12A5の代わりに6F6GTや43はどうかな? 簡単な回路変更で対応できるかもしれない。