6B5シングルアンプ
6B5シングルアンプのその後。鳴らしていたらバリバリと片チャンネルからノイズが出るようになってしまった。6B5の左右を入れ替えるとノイズが移ったので6B5自体が原因と判断。 RAYTHEONの6B5(クリアなやつ)をデコピンするとバリバリノイズが出てハムを伴い音…
6B5はドライバー管のカソードと出力管のグリッドが内部で接続され、出力管はポジティブグリッド管となっている。これはダイナミックカップルと呼ばれている。データシートでは出力管のrpは24.1KΩあるのだが負荷は7KΩとなっていて、そのままではDFが低くなっ…
6B5シングルアンプ用のサイドパネルを発注しようとしたところ、店がお盆休みと重なり入手がずれこんだ。進捗が足踏み状態なので、6B5をKEN-RADの2本に替えてテストしてみた。 残留ノイズはおよそ0.4mVと0.2mV。ノイズの量は常に変動している。 出力段カソー…
配線が完了したので、今回は動作確認と特性測定がおもになる。 シャーシ内部はこんな感じになった。 反対側から見たところ。 アルミの無塗装なので正面から撮ると光が反射してコントラストが出ない。だから斜めから撮ると良いみたい。 スカスカだからアルミ…
6B5シングルアンプの配線が完了した! 目が疲れるのと、暑い中ハンダゴテを握っての作業は大変だった。 前回のつづき。6J5のソケット(黒いほう)へ先にCRを取り付けてしまう。ソケットの配線もしておく。 初段の立ラグは奥まったところにあるのでハンダゴテが…
毎日が暑い日で製作意欲も減退。それでも少しずつ進めるようにしている。6B5シングルアンプの配線を始めた。 ヒーター配線まで完了したところ。ここまではきれいにできた。これからだんだんグチャグチャになってくる予定。 AC1次配線はシャーシを半周してい…
6B5シングルアンプの組み立てを開始した。OPTの固定ネジがドライバーのシャフトを少し斜めにしないと回せなかったが何とかなった。 OPTをつかんでひっくり返そうとするとヨレってなるけどアルミ1.2mm厚のペナペナシャーシだから許す。裏蓋は0.8mm厚の鋼板な…
塗装が終わったシャーシは現在乾燥中。組み立てに入る前に実体配線図を描くことにした。取り付けるCRパーツや配線は少ないが、私のアタマでは全てを把握しながらいきなり配線を行うのは無理だ。 これは主にアンプ部のCRや配線を描いたもの。6J5ソケットにはN…
塗装が完了したのでシャーシの磨きをやった。ペーパーで塗装面についたホコリを落としてみて、消しゴムのカスみたいなのが剥がれてくるようであればまだ乾いていない。 #2000のペーパーでホコリを落とし、コンパウンドの荒目→細目→極細の順に磨きをかける。…
関東地方の梅雨が明けたのに天候が不安定だ。一般に梅雨明け十日といわれるとおり、安定した天気が続くはずなのに今年は例外のようだ。 6B5シングルアンプのシャーシ塗装を始めた。最初にリューターにつけたペーパーコーンで罫書き線や溶接跡を削って均す。…
シャーシ加工が終わったので仮組みをしてみた。 「観球アンプ」。すこし閑散としている感じだけど私の実力ではこんな程度しかできなかった。 反対側から。電源トランスを前進させたがやはり重心が後ろに偏っている。アンプを持ち上げる時に注意しなければ。 …
穴開け図に十字線を入れた加工図を作成。印刷した紙をシャーシに貼り付けて罫書き、オートポンチでマーキングする。 穴開け方法はいつもと同じなので省略。角穴と大きな丸穴が開け終わったところ。 シャーシの奥行き200mmというのは微妙で、ドリルスタンドの…
実験機を解体しつつ試作機あるいは本番機が実際にどう見えるのかを検討する。 シャーシ W300mm×D170mm×H50mm t1.5mm 凝縮したかんじ。 タマが大きく見える。厚み1.5mmなので穴開けが大変。レイアウトをきっちり詰めないとパーツが干渉する恐れあり。残留ノイ…
音質の評価が定まりつつあるので、今度は試作機あるいは本番機のためのレイアウト検討に入ろうと思う。 OPTはKA-5070Sでいくことにした。このOPTは2個並びだと低域にクロストークが生じてしまうに違いない。ステレオアンプなら左右に離して配置するのが良さ…
6B5シングルアンプの初段カスコードに、12AU7の代わりに6J5を挿してみた。6B5は手持ちの3本がカーボンスートされて中が見えないし、メタル管の6J5でも似合うと思った。 6J5は後に6J5GT、2ユニットが入って6SN7GT、MT管時代には6FQ7/6CG7となっていく。G管の6…
何というタイトルにしたらよいか迷ってデータ取りとしてみた。基礎データだからわざわざ迷うこともないけど。 手持ちのRAYTHEON・HYTRON・KAN-RAD2本で1KHzの歪率を調べてみた。 データ取りには2号機を使用した。〜という曲線を描いているようだけど見事なま…
6B5シングルアンプ1号機/2号機の詳細な特性を測定してみた。 諸特性を再掲。5%歪みの出力は3.4W〜3.7Wとなった。 周波数特性。40KHz付近の小ピークは位相補正容量1000pFで下げてある。 特別にクロストーク特性を測定。数KHz以下でクロストークが認められる…
いままでの実験機を1号機としよう。2号機を製作した。解体したEL32シングルアンプに組んだ。 穴開けはわずか、モノアンプなので2日で完成した。中央下のUSソケットは1号機への電源供給用。 ヒーター電源やDCDCを取り去った1号機。内部はスカスカになった。左…
6B5シングルアンプ実験機の回路図を作成した。DCDCではなくて通常の電源トランスによる電源とした。 回路図を上記に示す。 電源トランスはノグチのPMC-100M。発注した後で菅野電機のSD-2820がベストなことに気づいたが、まあ今回はコレでいってみよう。 PMC-…
6B5のドライバー側ユニットのプレートを出力側ユニットのプレートに接続してみた。超三結のようになるとも言えるし出力管にPG帰還がかかるとも言える。 PG帰還に関して言えば、入力インピーダンスが低下、出力インピーダンスも低下、利得も低下する。 回路図…
6B5シングルアンプでのKNF+NFBの周波数特性が気になるので、オーバーオールNFBのみにして評価をしてみた。 無帰還での利得は39.1倍。DFが2程度になるNFB抵抗の値を探ったら1.7KΩくらい。NFB抵抗は手持ちの3.3KΩを2本並列にして1.65KΩとした。この時のDFは2.1…
本日の東京の気温は最高36℃。扇風機だけで我慢せず冷房を。冷房嫌いの人には屋内で熱中症にかからないためにも冷たいタオルで体を冷やす、こまめに水分を補給すること。さて、6B5シングルアンプの利得を増やすため初段をカスコード化してみた。 回路図を上記…
6B5シングルアンプのOPTをノグチトランスのPMF-6WSから春日無線のKA-5070Sに変更してみた。 KA-5070Sは2次の接続をひっくり返して使うことができる(春日無線方式)。 KNFをかけた状態で正接続と逆接続で周波数特性を測定してみた。上記のようにかなり変わる。…
KNFをかけた6B5シングルアンプにオーバーオールNFBをかけることにし、DFが2以上となるNFB抵抗の値を探ったら270Ωとなった。ずいぶん低い。 総合利得は6.6倍となり、オーバーオールNFB量は6.1dBとなった。これくらいNFBをかけないとDFが増えない。 周波数特性…
6B5シングルアンプの実験機を組み立てた。片チャンネルだけなのと使い回しのシャーシに組んだので時間はかからなかった。なお両チャンネルではDCDCやヒータートランスの容量が足らないので無理だ。 シャーシ内部。OPTの配線がとぐろを巻いている。DCDCのDCジ…
以前の拙ブログで6B5を入手したことを記事にしたが、今回は実験機としてのはなしとなる。 殆どゼロバイアスでA2級として使用するタマに3B7がある。これでパラシングルアンプを組んだら魅力的な音色を出すことがわかった。またSV811-10Aはグリッドバイアスが…
Antique Electronic Supplyに発注した真空管が届いた。オーダーした真空管に入荷未定でbackorderできないものがあったりして、結局ストックのあるものだけを送ってもらった。 姉妹拙ブログの記事はこちら AESに発注 AESその後 Invoiceのメールが来てから6日…