42シングルアンプの進捗を少々。内容は部品集めとか実験とかで殆ど進んでない。 ラジオデパートB1Fの奥澤で買ってきたアルミシャーシ、O-9(350×200×60,t1.2)。値段は1,417円。 また、サイドウッド用にドイトから木っ端を買ってきた。板が80円にカット代が120円の合計200円。
真空管オーディオフェアで買ってきたブロックコンデンサ、150uF350V+200uF175Vと取り付けプレート(ベーク製)。コンデンサが@500円、プレートが@100円。計1,200円。コンデンサはWEC5という店で買った。プレートはバンテックエレクトロニクスから。バンテックエレクトロニクスはWebをもっと充実させると良いと思うが、パーツ類を掲載するのは大変だろうね。
コンデンサが銀色ならトランス類を黒に揃えると格好良いアンプができると思うが、出力トランスの値段が高いので困難だ。音が気に入ったらあえて出力トランスを黒のバンド型に換装すると良いかもしれない。
話題は変わって、前回組んだバラック回路で出力トランス(HAMMOND 125ESE)の評価ができるので、つまらない(楽しい?)実験。42のグリッドにオシレータをつなぎ、プレート電圧(交流)と出力電圧(8Ω端子)を測定した。なお、42のカソード抵抗と並列にパスコン470uFを追加してある。
出力トランスの損失は、エレバムの場合、巻線比が35.4:1だから0.55/(20/35.4)=0.9735、即ち2.7%。松下の場合は0.5/(18/35.4)=0.983、即ち1.7%。それぞれの真空管でトランス損失の値が違ってしまったが、2%前後という損失は良いほうではないだろうか。
続いて周波数特性を測ってみた。2つのトランスの周波数特性は良く揃っている。高域の75KHz,150KHz,250KHzにピークがあり、NFBを10dBほどかけると発振してしまいそうだ。出力管からのKNFB、出力トランス2次側からのオーバーオールNFBを併用するしかあるまい。