おんにょの真空管オーディオ

おんにょの真空管オーディオ

古(いにしえ)の真空管を使った好音質のアンプで音楽を聴きましょう。(お約束事) 追試は歓迎しますが自己責任でお願いします。

レコード洗浄を試す

インターネット通販で買ったレコードクリーナーが届いたので、レコード洗浄を試してみた。

 

今回生け贄となったのは、下の画像にあるレコードだ。盤面を見ても、そんなにゴミとかは乗っていないようだが、ところどころ黴びているようだ。

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洗浄には広い場所が必要だ。風呂場の床にタオルを敷いてやってみた。洗浄液は、水道水に中性洗剤を溶かしたものをスプレーの容器に入れた。でも1滴だけ入れるのは難しい。洗剤がつつーっと糸を引いてしまう。容器を振って準備完了。

 

スプレーでレコードの盤面を濡らし、古いレコードクリーナーでこする。方向性のあるベルベットクリーナーなので、拭く方向は一定だ。その後シャワーで流して、もう1度、同じことをくり返す。盤面をひっくり返して再度行う。

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洗浄が完了した状態。この後、ガーゼで水滴を拭き取る。

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水滴が取れたところでレコードを吊して乾燥。フックは針金のハンガーを加工したもの。ここまで15分くらい。

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レーベルは大丈夫だった。乾いた頃を見計らって、レコードをプレーヤーにセットし、新しいレコードクリーナーでガーゼの繊維を取り除く。結果はいかに?

 

大きなポツンという雑音は減ったようだが、小さいプツプツという雑音は逆に増えているようだ。マクロレベルのゴミは取れているが、ミクロレベルのゴミがレコードの溝に入り込んでしまったような感じ。

 

溝をトレースするカートリッジの針が、ミクロレベルのゴミをかき分けて進んでいるのだろう。数回トレースしたら、もしかすると雑音が減るのかもしれない。

 

片面かけ終わったところでカートリッジの針先をルーペで見てみると、明らかに黒ずんでいた針先の汚れが減っているのがわかる。その点では成功といって良いだろう。ただ、1枚試してみただけなので、もっとカビや汚れの酷いレコードではどうなるのかわからない。

 

今回実家から持ってきたレコードは全部で16枚。その中でカビや汚れが明らかに少ないものもあるから、10枚程度を洗浄することになるだろう。それくらいやればスキルが向上するはずだ。

 

今回のレコード洗浄で新たに買ったのはレコードクリーナーだけ。あとは家にあるものを使用した。効果は1枚試しただけだからまだわからない。

 

今回参考にしたのは、おじさんの知恵袋というWeb。レコードを吊す針金の加工方法など、参考になるところが多い。

 

(2009.5.26追記)

今日、続けて2枚のレコードを洗ってみたが、やはり小さなプツプツという雑音は増えているようだ。ただ、2回程度レコードをかけると明らかに雑音が減るから、そういう類のゴミなのだろう。水洗いが足らないのかと思ってシャワーの水圧を強く当ててみたが変わらなかった。

 

ただ、見た目は新品のようになるから、気分的には良いかもしれない。この処理をして中古レコード屋に売らないように(笑) それに、1枚1枚洗うのは面倒だからね。