17JZ8 CSPPアンプの塗装に関するよしなしごとを綴ってみた。
DIY店へ出かけて塗装用のスプレーを買ってきた。色はつや消しのダークグリーン、でも塗るとわずかに青みを帯びたダークグレーにしか見えない。
最初はシャーシについた油分を落とし、荒目のペーパーで水研ぎして罫書き線を消すのだが、これが大変。なかなか消えない。強く罫書き過ぎた。
次に水洗いしたシャーシをガスレンジの遠火にかざして乾かす。せっかちなのだ。その後はプラサフを吹く。
次の日、風が強かったので、外での塗装は不可。初段カスコード負荷抵抗の選別をした。
全20本からペア×4=8本選別するのだが、2本を並列にするので、合成抵抗値が同じになるような4組の組み合わせを考えるのは大変だ。
結局抵抗値の近い組を2つにわけてそれぞれペアを組んでみたら0.1%の精度になった。誤差5%の抵抗だから上出来ではないだろうか。
だんだん風が弱まってきたのでシャーシの本塗装に着手。塗装は糸くずみたいなゴミとの闘いだ。多少付着してしまうので、上塗りする度に2000番のペーパーで落としてやる。
その次の日、また風が強かったが塗装を強制執行、新聞紙がめくれあがって乾燥中のシャーシに被さってしまった。貼りついた個所が少なかったので、ペーパーで落として再塗装。
シロートの悲しさゆえ、塗り重ねる毎に汚くなるので4回塗りでやめた。
次は文字入れだ。別に入れなくてもわかるが、入れたほうがデザイン的に引き立つであろうという考え。文字入れにはインスタント・レタリングを使った。
最初に文字入れをする文字を、Excelを使っていろんな文字サイズで印刷。同じくらいの文字サイズを選び、切り取ってマスキングテープでシャーシに貼る。こうすれば、文字間隔をまねするだけで良いはず。
文字入れする上にもテープを貼る。そのあと、レタリングを転写していく。
始めのうちは文字の上下にあるガイド線?を基準に転写したら、文字の上下が合わずにガタガタになった。すでに転写した文字に合わせるほうが良さそうだ。
これが実力だろう。妥協、妥協、妥協・・・
文字が欠けたり切れてしまった時は、セロテープで簡単に剥がせる。けれど、納得のいくまでやっているときりがないから、適当に切り上げる。
こういうのを他の人はどのようにしているのであろうか?インスタント・レタリングは鉄ちゃんの模型用に生き残っているくらいで、サンハヤトのは在庫限りとなっているし。
その後はマスキングテープを剥がしてシャーシにクリアつや消しを吹いた。
こんな感じに仕上がった。しばらく乾燥に入る。