5A6 CSPPアンプは+Bに220uFの電解コンデンサを追加して長期試聴中だ。
このアンプ、電源をオンにすると1秒と経たずに音が出てくる。半導体アンプ顔負けといった感じ。半導体アンプだとミュートが働いたりするからこっちのほうが早いかも。
私より耳の良い?妻に聴いてもらった感想を記す。
・音の当たりが優しい
・音が後ろに回ってふわっと降りてくる
・圧迫感のある、前に出てくる音じゃない
・まんべんなく安定して鳴っているように思う
・ノイズは少ないよね
スケール感はどうか?と質問したら、ふつうと言われた。
そうなんだよな。前回の拙ブログで17JZ8 CSPPアンプを整備したのはCSPPアンプ同士で比較試聴をやってみようと思ったからなんだ。
結論を先に書いちゃうと、5A6 CSPPアンプだけを聴いていたら満足できるけど、17JZ8 CSPPアンプを聴くとさらに上のレベルが存在しているんだ、ってわかる。
事実、17JZ8 CSPPアンプのほうが完成度が高いのかもしれない。5A6 CSPPアンプは直熱管らしい音がしているけど、それ以上でもそれ以下でもないという感じ。要するに5A6の持つ素性を生かせていない。
やはり直熱管はCSPPといった回路技術に頼らなくても、例えばDEPPでも良い音が出るんじゃないかといった思いを捨てきれない。
5A6 CSPPアンプは回路の何かを変更することでさらに音が良くなる可能性を秘めているのかもしれない。でも現状はそれが何なのかわからないし、私の技術では精一杯だ。
スケール感に関して言えば、ASTR-30SよりASTR-20のほうが良いとするとASTR-20よりASTR-12のほうがさらに良いということになり、究極はマッキントッシュのMC275を買って使えば?ということになりはしないだろうか。自作アンプはプアマンズマッキンだったら嫌だなあ。