おんにょの真空管オーディオ

おんにょの真空管オーディオ

古(いにしえ)の真空管を使った好音質のアンプで音楽を聴きましょう。(お約束事) 追試は歓迎しますが自己責任でお願いします。

6550 CSPPアンプ・6550を追加購入

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やっぱり赤熱させてしまった6550の1本が気になって仕方がない。クラシックコンポーネンツに行ったらマッチドペアが売られていたのでつい購入してしまった。

 

注意1秒、出費が9,000円。自己嫌悪に陥る。しかし音が出ないわけではないので予備に回し、右チャンネルの2本を新品の6550に交換した。バイアス電流は40mAに合わせた。バイアス電圧をうっかり測り忘れたが、バイアスの半固定抵抗をあまり回さなかったのであまり差は無いだろう。

 

右チャンネルの出力は38Wくらい、最低歪率は0.02%くらいだった。最低歪率は6N23Pが影響している可能性がある。

 

残留ノイズは0.1mV程度、左右チャンネルの利得の差は無かった。しばらく使ってみてバイアスの再調整をするつもり。

 

オシレータ・ミリボルトメータ・オシロスコープをつないで方形波による発振の安定性チェック。ダミーロードのオンオフ、ダミーロードに0.22uFを並列につなぐ、0.22uFのみで発振しないことを確認。かなりいい加減なチェックだが大丈夫そう。

 

利得が18.5倍と多めなので調整するかどうか迷っている。初段FETのソース抵抗を120Ωから180Ωにすれば利得は15倍程度になる。NFB量が減るので周波数特性の高域-3dB点が下がる。DFも減るはず。でも実使用上は18.5倍でも大丈夫そう。すこしボリュームを絞る程度。

 

このまま数日聴いてみて回路フィックスなら解体してシャーシを塗装、本番機を製作する予定。

 

(2017.05.23追記)

昨日新品の6550にしたRchのドライブ管を別の6N23Pに交換した。残留ノイズは0.07mVまで下がって安定している。バイアス電圧は-22.5Vと-21.9V。1KHzの最低歪率は380mWで0.007%になった。バイアス電圧が異なってもペアの相性が良いんだね。逆に言えばgmやバイアス電圧が同じだけではペアとは言えない。