もう片チャンネルを組み立てて板切れの上に並べて試聴してみることにした。
バラックだからいい加減。インダクタの向きはクロストーク対策を考慮し、後で片方を90度曲げた。
音出しをした当初、透き通った音にこれはいい!と思った。ところが時間が経ってから再び聴いてみるとその特徴は失われ、他のトランス式USBDACと変わらなくなってしまった。こんなこともあるのか。
常用しているTF-3版トランス式USBDACと聴き比べてみたが、低音にすこし違いがあるかなという程度で聞き分けできなかった。
低音の違いというのは、シングルアンプに見られるように歪率が悪化することで倍音が感じられるといったふう。TF-3版はコアの飽和が見られないので0dBFSでも伝送できているようだ。
TpAs-202版トランス式USBDACと比べると、出力電圧が高くて損失が少ないがコアの飽和は低いレベルから起きている。聴いた感じでは区別がつかない。
メインアンプをPCL83 CSPPアンプに替えてNECマッチングトランス式USBDACで聴いているが、アンプが良いのか、マッチングトランスが好みに合うのか、それともLCのLPFが良いのかわからないが素敵な音を奏でている。
TpAs-202版トランス式USBDACにこのLPFを使ったら音がどうなるのか興味が出てきた。LPFはユニバーサル基板上なので交換が大変だ。うーんやってみたいが改悪になったらどうしよう。
とりあえずNECマッチングトランス式USBDACをケースに入れてからにするか。