電解コンデンサはリーク電流が多いとの情報があったので、実際にテスターで電流を測定することにした。
ブロック電解コンデンサは 赤 20uF350WV、青 10uF350WV、白 15uF50WV となっている。
オリジナルの回路図を上記に示す。
マルチテスターLCR-T4で赤(20uF350WV)を測定したらわかりません、となった。
電流計でリーク電流を測定してみたら17mAと多い。これは使用不可(既に交換済)。
青(10uF350WV)を測定したらやはりわかりません、となった。
電流計でリーク電流を測定してみたら5mAとやはり使用不可。
白(15uF50WV)を測定したら62.7uFとなった。これはリーク電流が多くインピーダンスが低くなるため容量値が実際よりも多く測定されるから。
電流計でリーク電流を測定してみたら0mAだった。ただ6Z-P1のカソード電圧は10Vくらいなのでリーク電流も低いため。
ブロック電解コンデンサは使用不可と考えて交換することにした。手持ちの関係で10uF350WVは22uF350V、15uF50WVは22uF100Vとする。
変更後の回路図を上記に示す。
電解コンデンサを交換したところ。
交換したコンデンサのアップ。
交換した後で放送を聴いてみるとハムが低くなった。ただボリュームを下げるとやはりハム自体は出ている。気にならない程度に下がったので良しとする。本当はミリボルトメータで測定すれば数値的にどのくらい低減されたかわかるのだけど、実用上問題ない程度ならOKだ。