おんにょの真空管オーディオ

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主に真空管を使用した自作アンプでの試行錯誤を公開しています。(お約束事) 追試は歓迎しますが自己責任でお願いします。

6BQ7Aパラプッシュプルアンプ

メンテナンスフリー化の変更をした6J6パラプッシュプルアンプを聴いた後にE130シングルアンプを聴くともう別格なんだね。テレビ球とフランスの直熱3極管、シングルとプッシュプルを比べるのは無謀なんだけど。

 

こういうことがあるともう6J6パラプッシュプルアンプの出番は無いような気がする。単独で聴くぶんには十分聴けるのだが、歴然とした差がある。

 

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そこで主役を交代することを考えた。手持ちに6BQ7Aが4本あるのでどうだろう。音質でやはり玉砕する可能性があるが、お金をかけないで改造できるからやってみようかな。

 

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ロードラインを引いてみた。KA-8-54P2は8kΩpp、差動の場合は3極管ユニットの直列になるので1管あたり4kΩ、パラレルなので1本あたりその倍の8kΩでロードラインを引く。合ってるかな?動作点はEb=192V、Ip=10mA、Eg=-3Vとした。Pp=1.92WでPp max=2W以内に一応収まっている。

 

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回路図を上記に示す。電源トランスの+Bタップは140Vから170Vに変更する。カソード抵抗R16は430Ω2Wに変更。

 

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6J6パラプッシュプルアンプのシャーシ内部。真空管周りはサブシャーシに組んであるので作り直す。ソケットの下からLEDでライトアップするギミックはこの際やめる。

 

利得が変わるのでNFB抵抗や位相補正コンデンサを変更する必要があるが、とりあえずそのままとする。