おんにょの真空管オーディオ

おんにょの真空管オーディオ

古(いにしえ)の真空管を使った好音質のアンプで音楽を聴きましょう。(お約束事) 追試は歓迎しますが自己責任でお願いします。

PEN45DDシングルアンプの構想

私の場合、この真空管が欲しい、入手したらそれを使って真空管アンプを製作しようという考えがあまりない。むしろ手持ちの真空管を使って、こんなアンプを製作したら良いのではないかと考えることが多い。

でも今回は異なる。先日製作したPEN45シングルアンプのサウンドを再現したい。八方手を尽くして入手先を探した。同じ真空管は手に入らず、入手したのはPEN45DDだった。

PEN45DDはPEN45に2極管を追加したものだ。ヒーターは4V2AでPEN45の1.75Aに対し0.25Aほど増えている。ユニットが増えたため、トップに電力増幅ユニットのG1が出ている。なおソケットはPEN45と同じロンドンオクタル。

果たしてPEN45と同傾向の音色であるかどうかはわからないが、似通ったものであると思われる。

電圧増幅管にはEF39を使用する。CV1056と同特性であるとされている。型名が違うのだから音色も違うと思う。でも同傾向の音が出てほしい。トップはG1。

OPTはアンディクス・オーディオのOPT-S14を入手した。10kΩ:16Ωに8Ωを接続し5kΩ:8Ωとして使用する。

 

回路はPEN45シングルアンプと同様とする。EF39を5結で使い、PEN45DDは3結とする。電源部はFETリプルフィルタを使用する。私の場合半導体を気軽に使い、整流管やチョークコイルを使った電源部は不採用とする。そういう回路でなければ嫌な人はそうすれば良いし、私は特性を気にする人なので半導体を使うまでだ。

他のパーツをガーッと集めて一気に製作してしまったら、また1ヶ月も経たずに完成するに違いない。今年に入ってからの製作台数は8台で、そのうち1台は改造したもの。これではあまりに製作ペースが早すぎるではないか。今回はゆっくり作ろう…なるべくゆっくりと。