タイトルの「オーディオファンのCD」には語弊があるかもしれない。
以前、在る真空管アンプのOFF会で私が、自分の好きなCDは、
必ずしも音質が良いとは限らないんですよね、と言ったことがある。
でも、その場に居合わせた人の返事はなかった。
私の発言にその意味を図りかねたのかもしれない。
でももしかしたら、OFF会に参加する人は雑誌や同好の志からの
情報でCDを購入し、それは間違いなく評判の良いものではないのか、
と思うようになった。
つまり評判の良いCDはあるレベルの高音質をクリアしており、それを
自分が購入している限り、前記の私の質問を理解できなかったのでは
ないだろうか?という疑問である。
私は自分の好きなジャンルの音楽が決まっており、それがCDを購入
する動機になっている。その中で気に入るのは10枚につき1枚ある
かないかで、気に入ったCDで高音質なものは殆んど皆無の状態だ。
それはオーディオファンと音楽ファンの違いなのかもしれない。
私はモノを創造するのが好きなのでオーディオファンに近いと思う
が、要はバランス感覚が必要なのだろう。