おんにょの真空管オーディオ

おんにょの真空管オーディオ

古(いにしえ)の真空管を使った好音質のアンプで音楽を聴きましょう。(お約束事) 追試は歓迎しますが自己責任でお願いします。

45singleアンプ・その2

4ヶ月経ってやっと始動した45singleアンプの製作。

 

まずは部品をシャーシに取り付ける。シャーシは特注したNCで作られたもので、穴の位置さえ間違っていなければ部品が一発で取り付く。部品が干渉して取り付けられないという最悪の状況にはならなかった。

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この時点でシャーシと部品に導通があるかどうかをチェックする。浮いた金属があると、ノイズの原因になったりする。シャーシがしっかり塗装されているので、導通させるためには菊型ワッシャを使う。

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部品をシャーシに取り付けたら実体配線図の検討。立ラグを使って効率よく部品を並べるようにする。ノウハウは、抵抗の上に電解コンデンサを置かない。熱は上昇するから。特に発熱する真空管のソケットに、直に部品を付けない。高インピーダンスになる所(グリッド・プレート)の配線に注意する。信号ループを考慮する。(信号ループはWeb"情熱の真空管"参照) 発振防止の抵抗はソケットのピンに直づけにする。後で付け足すことがないように、立ちラグは多いほど良い。多すぎると配線が通らなくなるのでほどほどに。画像は3回程度書き直したもの。自分だけがわかればよいから、マンガ程度だ。これがパズルのようで面白いという人もいるが、私は面倒臭がりやなのでいつも適当になってしまう。

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最後に45singleアンプの回路図。試作機を作ってあるので、ほぼ間違いなくこの通りに作れば良いはず。少しCRの値を変更してあるのだが、おそらく問題ないだろう。