出力トランスのHAMMOND 125ESEがバンド型のハダカなので、電源トランスからの漏洩磁束によるハムが心配だ。シャーシに取り付ける前に、どれだけ影響があるのか調べてみた。
出力トランスの1次側にミリボルをつなぎ、電源トランスの1次側にAC100Vを入力する。出力トランスを移動させてミリボルの振れを見てみる。出力トランスの2次側にミリボルをつないでも良いが、1次側のほうがわかりやすい。下に敷いてある紙は30cm×20cmのもので、実際のシャーシを想定している。
1枚目の画像の左上は、電源トランスがOFFの状態のもの。これがデフォルトになる。結果は、①③④が良かった。いずれも電源トランスから遠い状態だ。②⑤⑥⑦は電源トランスから近い状態で、いずれも針が振り切れてしまった。
漏洩磁束によるハムから逃れるには、とにかく電源トランスから離すしかない。アンプのデザインにかなり影響を及ぼすことがわかった。どうしたら良いか、今後対策を考えてみる。