おんにょの真空管オーディオ

おんにょの真空管オーディオ

古(いにしえ)の真空管を使った好音質のアンプで音楽を聴きましょう。(お約束事) 追試は歓迎しますが自己責任でお願いします。

0-V-2ラジオ・改造

現在はアンテナにスピーカーコードを流用している。ラジオを聴くときはオーディオは聴かないのでこうしているが、いちいち差し替えるのが面倒くさい。そこで、机の上にアンテナがあったらどうかな?と思って作ってみたのがコレ。ループアンテナだ。コンソメの入れ物に0.5mmのPEW線を100回巻き、バリコンと並列に接続する。さらに10回ピックアップコイルを巻き、ラジオのアンテナ端子に接続する。

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結果は思わしくなかった。感度はスピーカーコードを使用したものより低いし、ラジオは再生ツマミを回しながら選局するのだが、同時にループアンテナのバリコンを回して感度を最大にしないといけない。非常に面倒くさいのだ。東京都内在住で近距離受信用なら、ロングワイヤーで十分だと思う。

 

(2009.2.15追記)

試しにアルミサッシの窓枠へ接続してみたところ、十分な感度で受信できることがわかった。しばらくこのままでいこう。 話題は突然変わって、ヤフオクでテストオシレータを落札してしまった。島津製作所のTR-201という機種で、中を開けてみたら骨董品とも言えるものだった。詳細は、後日ブログで紹介する予定。

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なぜテストオシレータかというと、単に、AMラジオに発振器をつないで受信すると無音になってしまう。つまり搬送波だけということ。だから、これに振幅変調をかける必要があるのだ。

 

早速テストオシレータを使って0-V-2ラジオの実験をやってみた。6AU6のカソードを直接アースし、スクリーングリッド電圧を変えて、周波数毎に感度最大となる電圧を測定する。結果は以下のとおり。AMの周波数では32〜35Vで感度最大となる。

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次に0-V-2ラジオのプラグインコイルを改造した。同調コイルの巻数を110→120回に増やし、再生コイルの巻数を4回→2回に減らした。これで受信できる最低周波数が下がり、発振開始電圧が上昇した。周波数毎に発振開始電圧を測定したのでグラフに追加した。

 

これを見ると、やはり再生コイルは1回1.5回のほうが良いようだ。ところが、現状の回路では6AU6のスクリーングリッド電圧を24.4V以上に上げられない。NHK第一放送では再生がかからなくなってしまった。だから、スクリーングリッド電圧を変えるボリュームと直列に2KΩ5.3KΩの抵抗をGND側に追加した。

 

(2009.2.15追記)

再生コイルの巻数を1回にしてみたところ、感度最大となるスクリーングリッドを超えないと再生がかからないことがわかった。そこで巻数を1.5回としてグラフを書き直した。

 

現状の回路は以下のとおり。(2009.2.15変更)

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