おんにょの真空管オーディオ

おんにょの真空管オーディオ

古(いにしえ)の真空管を使った好音質のアンプで音楽を聴きましょう。(お約束事) 追試は歓迎しますが自己責任でお願いします。

6Z7Gアンプ・配線完了したのだが…

どうもブログを書く手が進まない。どうもトラブル多発の道を歩き出したようだ。6Z7Gアンプの配線を完了、今回も一発で動作させることができたまでは良かった。

 

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ところが、トランスの出力電圧が無負荷で48V程度あったのに、6Z7Gを動作させると37V程度まで低下してしまう。即ちトランスのレギュレーションが悪いのだ。やはりZT-03ESの逆使いでは無理があったか。

 

仕方ない、東栄のJ4805を購入。1,607円。換装自体は、サイズが同じだから大丈夫だった。今度は48V出ていることを確認したし、+Bも100V程度出ることがわかった。ところが、、、

 

6Z7Gに電流が流れすぎるのだ。プレート電流+グリッド電流が1つの三極管あたり50mA以上。グリッド電圧も40Vくらいまで上がってしまう。また、+Bが上昇したせいか、三極管のそれぞれに電流のバラツキが生じてしまう。最悪なことに、グリッド電圧が上昇しているうちに、電流が殆ど流れない状態になってしまった。エミ減だ。新品の真空管が数分間でエミ減になってしまうとは。

 

プレート電流+グリッド電流の差が単管のそれぞれに生じるのを防ぐために、バイアス調整用として33KΩの抵抗を100KΩの半固定に変更した。電流の流れすぎを防ぐために、共通カソードに自己バイアス用抵抗330Ωを付けた。33KΩの抵抗の一端ををGNDでなくマイナスに引いてみたが、電流の流れすぎ状態は変わらない。

 

今日、新たに真空管を4本購入。DCバランスが取れるものを選別、バイアス調整を完了。試聴し始めて数分、片側のチャンネルの音が小さくなってしまった。グリッド電圧の上昇、プレート電流+グリッド電流の減少、エミ減だ。

 

その後、4本中3本をダメにしてしまった。なんてこった。Trを飛ばすことはあっても、今までに真空管がダメになることは無かったのに。もともとB級用のアンプとして設計された真空管で、このような回路を使って高出力を得るのは無理があるんだなあ。落胆。。。

 

めげたので、電流を減らすべくトランスのタップを下げようと思う。例えば48Vから30Vまで下げれば+B電圧は65V程度まで下がるはず。当然、出力も低下するだろうが、やむをえない。 現状の回路図は以下のとおり。

 

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