5M-HH3ppアンプの回路に使用できるタマを探していたら、6Z7Gがあることに気がついた。6Z7Gは自動車ラジオ用のB級アンプに開発されたものらしい。グリッドをプラスにして、パワードライブする。3極管が2個封入されているが、それぞれのカソードが管内で接続されている。
早速クラシックコンポーネンツへ行って、6Z7Gを買ってきた。これはRAYTHEONのもの。売り場のあちこちに置いてあるので注意。箱無しの600円から元箱入りの1500円まで、値段はいろいろだ。(2009年10月現在) カーボンスートされているものもあるが、中の電極が見えるものを購入した。1本700円。果たしてお買い得かどうか。
箱には1945年と書いてあるから、64年経っている。その頃のアメリカのクルマといったらどんなものがあったのだろうか。テールフィンをつけた大柄のクルマが走っていたのは1950年代以降だが、そんなクルマのラジオに搭載されていたのかもしれない。 RCAの
H型プレートをもつ2A3と並べて撮ってみた。2A3はST-16、6Z7GはST-12だから、2A3の弟分といった感じだ。
早速変換プラグを作って試そうと思ったが、MT管用の7ピンプラグが手に入らない。以前シオヤ無線にあったのに、どうやら製造中止になってしまったようだ。5M-HH3ppアンプ本体に手を入れるのはイヤなので、ミノムシクリップで試してみよう。
+Bが48Vで果たして箸にも棒にもかからないか、それとも実用になるかは試してみてのお楽しみ。