私が製作した5M-HH3ppアンプは、出力が増えて歪率が上昇した後に一旦下がるという不思議なカーブを描いている。どのように動作しているからこうなるのかは、私には理解できないのだが、オシロ波形を撮ってみたので参考にしてほしい。 周波数は1KHz、8Ω負荷、オシロ波形は、出力が①0.125W、②0.3W、③0.4W、④1.0W、⑤1.3W、⑥1.5Wの各ポイントで撮影してある。
① 0.125W 綺麗なサイン波。
② 0.3W 波形の上下がなまってくる。
③ 0.4W なまった波形の頂上がぴょこんと飛び出してくる。
④ 1.0W 飛び出したところが成長して、サイン波に近くなった。
⑤ 1.3W 再び波形の上下がなまってくる。
⑥ 1.5W 波形の上下が平らになる。これはTA7368Pの出力がリミットしていることによる。
