おんにょの真空管オーディオ

おんにょの真空管オーディオ

古(いにしえ)の真空管を使った好音質のアンプで音楽を聴きましょう。(お約束事) 追試は歓迎しますが自己責任でお願いします。

6N1Pアンプ・+Bをゆっくり立ち上げる

やっぱり七面鳥アンプ状態が気にかかるので、+Bがゆっくり立ち上がるように回路変更してみた。定電圧電源をやめ、リプルフィルタTrのベースに2段のCRフィルタで入る構成にした。

 

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結果は、+Bはじっくり15秒くらいかけて立ち上がるようになったが、+Bが40V位の時にすでにグリッドには20V程度の電圧がかかってしまっている。

 

6N1Pが動作するまでに30秒程度かかるようで、七面鳥アンプ状態を回避するには加速度的に+Bが立ち上がらないといけないようだ。 6N1Pが動作するまでにグリッドへ高い電圧がかかっても、動作していないのだから問題ないし、動作状態に入る時のプレート電流はそんなに流れないので、気にしないほうが良いのかもしれない。要するに妥協だ(笑)。

 

閑話休題。このアンプの回路はいまだに理解できないが、似た回路を適当に拾ってみた。

 

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ダイナミックカップルは、出力管を駆動する真空管のプレートがOPTを介していない点で違う。帰還がかかる点では超三結に似ているような気がする。回路的にはダーリントン接続のようだが、タマリントンの逆バージョンか?

 

またまた話題は変わるが、6N1Pを単にAB級のプッシュプルで使ったら出力はどれくらい出るのだろう? 製品があったような気がするが、検索しても引っかかってこない。出力は2Wだったと思う。一体どんな回路なのか、見てみたい気がする。

 

さらに話が変わる。このアンプをちゃんと仕立ててみようか迷っている。こうやってアイディアが浮かぶたびに実験しているのでいつまでたっても終わらないし、終わる頃にはこのアンプに対する興味を失っているような気がする。自宅で聴く分には音質的に申し分ないが、どこか外でデモするには決定的に出力が足らない。また、新しい真空管を入手していたずらしているかもしれないし、どうしたものだろう。実験機に留めておくのが妥当な気がするが・・・・・・・