おんにょの真空管オーディオ

おんにょの真空管オーディオ

古(いにしえ)の真空管を使った好音質のアンプで音楽を聴きましょう。(お約束事) 追試は歓迎しますが自己責任でお願いします。

お気楽FET差動ライン・プリアンプ

5/30に某所でミニオフ会が予定されている。私が持ち込む予定にしているのは、6N6P直結パラシングルアンプだ。このアンプは利得が5倍(14dB)とかなり低い。せめて2倍程度のラインアンプが欲しい。

 

Webを眺めていると、ぺるけさんのところにFET差動ライン・プリアンプがあるではないか。製作期間は7日間と非常に短期。できるかどうかは別として、これをそのまま作ってみようと思う。

 

至極簡単になるように、入力は1系統。バスブーストはつける。ラインアンプの利得は2〜3倍とする。

 

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2SK170はBLランクのものが21個買ってある。2SK30AはIdssを測定したものが14個ある。ACアダプターは秋月の24V0.5Aのものがある。アンプ部と電源部には平ラグを使おう。キーパーツが揃っているので、あとはケースと外装部品、抵抗・コンデンサ類を買い足せばよい。ショーティングタイプで4回路3接点のロータリースイッチは手に入るかなあ?

 

定電流用の2SK30AはIdssを測定した4.36mAと4.37mAのものを使う(黄色の枠で囲んだFET)。そこで、2SK170のロードラインを引いてみた。

 

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動作点のVdsを10V、Idを2.2mAとして、4.7KΩのロードラインを青線で示す。Vgs=-0.29Vとして、ロードラインがId=0mAとなるVdsは18.5Vあたりだから、電源電圧は18.89Vとなる。これなら+19Vの電源でいけそうだ。

 

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これが全回路図。アンプ部の片chは省略してある。21個の2SK170をIdssだけで選別するので、左右の利得が揃わないことを想定して、NFBラインに入っている47KΩは片側に半固定抵抗を使うつもり。

 

部品の買い出しは後日として、2SK170の選別と、実体配線の検討だ。