感電してしまった。12B4A全段SRPPアンプの電圧を測ろうとしていたときだった。以前感電したのはいつだったか、思い出せない。
電圧は+Bの400V。電流は左手の人差し指から親指へ抜けた。正確には電子の流れだから、親指から人差し指へと言うべきか。そんなことはどうでもいい。
デジタルマルチメータでの電圧測定には、ミノムシクリップとICクリップを使っている。
ミノムシクリップをGNDに接続しておいて、ICクリップで各部の電圧を測るわけだ。
このミノムシクリップを接続するときに左手がシャーシに触れていて、なおかつ人差し指が+Bに触れてしまった。GNDが奥まったところにあるのがまずかったようだ。
アンプの電源をONにしておいて、ミノムシクリップを接続するのは不注意だったとはいえ、うかつだった。
もちろん左右の手でテスター棒を持って、ということはやってない。感電すると電流が心臓を通るのでやばいことになる。
電流が流れたのは左手の先だけなので大丈夫だったが、触れたところの皮膚が白っぽくなった。ちょっとしたヤケドだ。
これで感電死していたら、アンプ作り仲間で有名な事件になっていただろうな。とにかく無事でよかった。