出力段のカソード抵抗を定電流回路とスイッチで切り換えられるようにしてみた。
実験なので、チーズの入っていた容器に定電流回路とスイッチを組み込んだ。
次に定電流回路での低域の周波数特性を測定した。結果は以下のとおり。
抵抗の場合と並べてみたが、低域の小ピークが若干、低い周波数へ移動したかな、という程度で殆ど変わらなかった。
定電流回路を外付けしたところ。何だかUFOみたいだ。決して狙ってやっているわけではない(笑)。
さて、試聴結果はどうなったか。いろんなCDをとっかえひっかえ試聴してみたが、全く差がわからなかった。
動作中にスイッチを切り換えるという、イケナイ事をやってみたが、やっぱりわからなかった。 耳の良い人なら違いを聞き分けて指摘できるかもしれないが、私のような駄耳では無理だ。
抵抗1本のほうが回路は簡単だし音は変わんないし良いんじゃね?、という結論となった。
(2010.6.13追記)
妻との長時間の試聴結果
・定電流回路は、音になっていないような、重低音での圧迫感がある
・抵抗だけのほうは、それがないので気持ちよく聴ける
・中高音は変わらない、区別がつかない
ほんのわずかな違いが、しばらく聴いていると耳につく、という感じ。