6B4G直結シングルアンプの進捗。いよいよ大詰め。
配線が終わったところ。
抵抗・コンデンサの部品を取り付け終わったところ。回路が単純だから、ついている部品が少なくみえる。
電解コンデンサ500V22μFを逆向きに取り付けてしまい、チェック中に気がついた。コンデンサを爆発させずに済んだ(あぶないあぶない)。
配線チェック完了後に電源投入する。スタンバイで水銀整流管を暖め、数分後に電源オン。すぐさま出力管のカソード電圧をチェック。
100V位から段々上がってくる。整流管の予熱が足らないようだ。どのくらい予熱すればいいのかなあ?(2011.05.10 注記 コンデンサへの充電により+B電圧が徐々に上昇するため)
カソード電圧をはじめ、全体に回路の電圧が高い。AC100Vの電圧が高めなのを考慮してもまだ高い。おそらく電源トランスのヒーター(フィラメント)電力消費と+Bの電流が少なめのために、2次側の電圧が高めになるのだろう。
6N2Pのプレート電圧を供給している抵抗R4を390KΩから470KΩへ変更した。初段と出力段が直結のため、R4が出力段の動作点を決定してしまう。
回路図に電圧を記入したものを上に示す。6B4Gのプレート損失が規格の15Wを超えてしまっている。
全体の電圧を下げるには整流管からチョークへ行くところに抵抗を挟めば良いが、改造が面倒なのでR8を47Ωから100Ω程度まで増やすつもり。
とりあえず組み立てが終わって良かった。このまま暑い季節になってしまったら、このアンプを稼動させる気が失せてしまうからだ。
今後の予定は諸特性の測定と試聴だ。