おんにょの真空管オーディオ

おんにょの真空管オーディオ

古(いにしえ)の真空管を使った好音質のアンプで音楽を聴きましょう。(お約束事) 追試は歓迎しますが自己責任でお願いします。

ソフトン新春オフ会2012

ソフトンの新春オフ会へ行ってきた。10数人の参加者とアンプ類が入り乱れ、かなり混雑した状態であった。

 

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私のデモはPCMレコーダーFET差動ライン・プリアンプ17JZ8 CSPPアンプバンブーオーナメント・スピーカーという構成。CDを持っていかなかったからちょい聴きが難しく、比較試聴というわけにはいかなかった。

 

メインアンプの出力が10Wあるから14畳洋室でも音量十分で鳴らせた。心配したPCMレコーダーの音割れも、ラインアンプを入れたためか問題無し。バスブーストしているから説得力十分であった。

 

バンブーオーナメント・スピーカーは独特の響きが乗るようで、JBLのスピーカーと比べると聴いた感じがかなり違う。あたりまえか。ユニットの特性なのかもしれないが、おそらくエンクロージャーの響きなのだろう。1本3,000円強の値段の割には奮闘していたんじゃね?

 

バンブーオーナメントはどこで作られているのだろう。おそらくタイとかベトナムあたりなのだろうね。形状を指定して、最初からSP穴の開いたものを1000個作れって指示して、ついでに観光して、って言われても、きっと自宅に在庫の山を抱えて寝る場所すらない、という結果が待っているに違いない(笑)。

 

以降、デモされたアンプ・スピーカーをご紹介。独断と偏見に満ちたコメントをつけた。苦情のたぐいは受け付けない(笑)。

 

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真紅の笛吹きかぷーさん ユニットはFE127E、一切の妥協を許さない、カミソリのような鳴りっぷり。後で内部構造を御開陳されていたけど、見てなかったのでわからない。

 

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タケさん 月間STEREO誌のスピーカーユニットのキットを組み込んだダブルバスレフ。小さなユニットでもここまで低音が出るのか。 二匹目のドジョウを狙った雑誌が現れるかもしれないね。付録というよりも抱き合わせ商法か。

 

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モノラルプッシュプルアンプ(2台構成)。真空管はEL34にしては太いなあ。OPTをノグチのファインメットに載せ替えたそう。

 

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林さん EL34-BTLヘッドフォンアンプ。STAX用。手ブレ写真ご容赦。

 

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MFさん 6BQ5 CSPPアンプ。自作の出力トランス使用。自分で巻ける人の強み。

 

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第1試聴室全景。JBL・S3100の上にちっこいバンブーオーナメント・スピーカーが乗っているという事実!?

 

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黄金のアンコールさん 6AR6 CSPPアンプ。音の高さ方向を出すために、あえてチョークを使用しているとのこと。

 

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土井さん 4台?のスイッチング電源が全体の大部分を占めている。調整しながら聴くといった雰囲気。エコモードも切り替え試聴させて頂いた。

 

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菊地さん 6CW5 CIRCLOTRONアンプ。よくよく考えてみると、オフ会にCSPPアンプが4台存在していたという事実。 http://www.asahi-net.or.jp/~cn3h-kkc/claft/6cw5_circl.htm

 

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フルデジタルさん 私にはTrディスクリートアンプはわからないので、詳細省略。唯一試聴曲がダブっていたという記憶が。薬師丸ひろ子いいね!。

 

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klmnjiさん 5A6シングルアンプ。ミニワッターということと、利得が低いので、拙FETラインアンプを併用しての試聴。静かな試聴環境で真価を発揮すると思う。

 

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第2試聴室全景。いつからかスピーカーがTANNOYに変わっている。ソフトンのSG-205シングルアンプと拙17JZ8 CSPPアンプが仲良く並んでいるところをパチリ。

 

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ゴルフ13さん 50年以上前のカートリッジで試聴中。

 

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石井さん パートリッジのOPTを使用した14GW8プッシュプルアンプ。中身よりも木工工作のほうが気になってしまった。釘の頭をつぶして打ち込み、パテ埋め後塗装してある。

 

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善本さん(ソフトン) 300Bシングルアンプ、Model8-300B。「真空管」から連想するような鳴り方ではない。繊細で写実的。

 

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205Dシングルアンプ、Model8-205D。曙光のSG-205を使用している。でもタイトベースでソフトンのホームページにあるものとは違う。紫色の蛍光が出ていて美しい。写真は撮った4枚全て手ブレになってしまった。ご容赦m(_ _)m。

 

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45回転LP再生中。

むかしプロパガンダというグループの「ドクター・マブーセ」という12インチLPを鳴らして悦に入っていたことがあったのを思い出した。あのLPは今どこに行っちゃったんだろう?

 

さて、とりあえず網羅していると思うけど、もし漏れていたら失礼。総括すると、ソフトンの企業理念というか、そういったものが現れているオフ会であったように思う。例えば、古典球を使用したトランス結合アンプなどといったものを持ち込んだ参加者はいなかったし、過去に開催されたオフ会でも存在していないように思う。きっとそういうアンプばかりの試聴会もあると思うけど、主催者の趣向が強く現れるに違いない。