ニトリのバンブーオーナメントは現在欠品中だ。スピーカーのエンクロージャーとして全国で買い求める人が殺到したに違いない!?
というのは冗談として、商品が無くならなくてよかったね。こういうものは売り切れたらそれでもうおしまい、というケースが多いからだ。
さて、バンブーオーナメント・スピーカーのその後。
コイズミ無線でバスレフダクトBP35Jを買ってきた。これはポートの長さを可変にするもので、調整しながら試せるというわけ。
ところで、ダクトだったりポートだったり、何か違うのだろうか。同じ意味に使われているみたいなのだがよくわからない。
とりあえず一番短い状態、2個に分かれているポートの取付ビス穴のあるほうだけを使ってインピーダンス特性を調べてみた。ところが2つあるスピーカーで特性が異なる。どうも変だと思ってオーナメントの口から息を吹き込んでみると、取り付けたユニットとオーナメントの間からエアー漏れしていることがわかった。
VifaのTC9FD-18-08って後面取付用だから、ガスケットを剥がして取ってしまった。たまたまそのガスケットを捨てずに取ってあったので、ユニットの後ろに入れてみたら、エアー漏れが収まった。
その状態でインピーダンス特性を再測定してみると、両方のスピーカーで特性がほぼ同じになった。ガスケットが無いとエアー漏れしてしまうんだね。1つ賢くなった(笑)。
だから、拙ブログにあるこのインピーダンス特性(一番下のグラフ)は、エアー漏れした状態で測っていたというわけ。
前置きが長くなったけど、再測定した結果のグラフは上のようになった。ユニットのf0は150Hz、ポートの共振周波数fdは58Hz75Hz。今回使用しているスピーカーではfd/f0が0.5〜0.7の間位が良いようだ。fdのチューニング共振周波数は75Hz〜105Hzとなる。
なのでポートの共振周波数が低すぎる。ユニット単体の周波数特性は150Hzあたりからだら下がりになっているが、バスレフの効果は殆ど無いだろうと思われる。
ポートの共振周波数を上げるにはポートを短くすれば良いが、BP35Jではこれ以上短くできないし、カットするしかない。
それでも以前作った差動ライン・プリアンプを使ってバスブーストしてみると、低域の増強はかなり感じられるし、しばらくこのまま聴いてみようか。