EL32シングルアンプの出力管を12A6GTYに替えて再び詳細な特性測定を行う。こんなことをいちいちちまちまとやる人って、きっと私以外にはいないかもしれないね(笑)。
諸特性はEL32の時と殆ど一緒。
周波数特性も殆ど一緒。
クロストーク特性は左右の特性がほぼ同じになった。グリッド配線の取り回しが影響しているのだろうか。
EL32の動作点を見直したので、12A6GTYでも同じような歪率特性になった。ただこちらのほうが2次歪みが多い感じ。1KHzでの低歪みが目立っている。100Hz/1KHz/10KHzのワーストで最大出力を決めているから、1KHzだけなら2W出る。
12A6GTYに差し換えて試聴中。ソケットが同一色なので統一が取れていて好ましい。でも6SL7GTのほうが太く見える。背は低いけれど。
音色はEL32との違いを見出せない。本格的に聴き込めばきっと違うところがわかるのだろうけれど、私の駄耳では難しい。
瞬間切り替え試聴ではなく、長い時間聴いていると気になる点が出てくる。それはその真空管特有の音色だったり、回路が持つ特有の音色だったりするように思う。
これまで聴いた感じでは気になる点が見つからず、回路や真空管の持つ音色が自分に合っているのかもしれない。