Windows7のパソコンに秋月のUSB DACをつないで音楽を再生している。どうやらジリジリノイズは出ないようだ。DACによるものなのか、それともドライバのソフトウェアなのか、原因ははっきりしないが結果オーライとしよう。
SE-U33GXの時に時おり出ていたプツッというノイズも出なくなった。ネットサーフィン(死語)していても問題ない。何だか問題が一挙に解決したみたいだ。
DACが裸のままじゃホコリとか何かの折りにショートする危険があるのでケースに入れる必要がある。タカチのケースに入れようとあれこれ考えている。
現在はCH6-22-14GSあたりを候補にしている。FET差動ライン・プリアンプに組み込むつもりだから大きめのサイズにする予定。
ケースは結構なオネダンで、4,000円はするから慎重に選ぼう。あれこれ悩んでいるのが楽しい時間だ。
簡易LPFを通す前と後の波形比較をしてみた。WaveGeneで1KHzのサイン波を-10dBで出力。電圧は0.203Vrms。上がLPF前で下がLPF後。高周波ノイズが減っているのがわかる。残留ノイズはLPF前が3.2mV、LPF後が0.29mVだった。
波形を出力していない時を撮ってみた。上がLPF前で下がLPF後。
秋月のDAC回路図を再掲。赤と青枠で囲んだ素子がキットで後付けするもの。青枠のうち、R6・C3・R7・C4はZobel素子でアンプの高域の安定性を保証する。R8とR9は何だろう? PCM2704のテクニカルドキュメントを見るとANALOG OUTPUTのLoad impedance、LineのMINに10KΩとあるから入れてあるのかな?と思ったりする。MAXの規定は無いから要らないんじゃないの? 何か意味があるのかな?? わかんないや。
R6・C3・R7・C4・R8・R9は音質に直接関係無いからオーディオ用じゃなくて普通のを入れておけば良いと思うが、何をやっても音が変わる世界だからチューニングを否定しない。
それよりもAVCCとDVCCをNJM2845のレギュレータ後、一緒に供給しているのが気になる。PCM2704の設計としては、ノイズ分離のためかAVCCとDVCCを別ピンにしているし、アナログの電源に至ってはLとRを分ける凝りようなのだ。私がもし設計するとしたらレギュレータからAVCCとDVCCを分けると思うが、基板上でくっついちゃってるものは仕方がない。ICのピン直近にC7・C8・C9・C10の0.1μFのコンデンサが付いているから良しとするか(これは基本)。
本当はデジタル系とアナログ系のGNDを分離したほうがノイズの点で有利なのだけど、基板のパターンがどうなってるのかわからないから気にしないことにする。 ICはセルパワーモードで動いているようだが、これを外部電源、それもスイッチング電源でなく電源トランスをレギュレータで供給してやると音質が向上するみたいだ。でも電源の立ち上がりで動作が不安定になることがあるので、そこまでやるのは関心しない。いつでも安心して聴きたいからね。