おんにょの真空管オーディオ

おんにょの真空管オーディオ

古(いにしえ)の真空管を使った好音質のアンプで音楽を聴きましょう。(お約束事) 追試は歓迎しますが自己責任でお願いします。

45シングルアンプ・位相補正と整流管

アキバへ出かけたついでに位相補正用のコンデンサを買ってきた。

 

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回路図は上記のようになっている。位相補正用のコンデンサC5はまだ入っていない。

 

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現状の周波数特性。61KHzの小ピーク(というより、50KHzの小ディップか)がNFBで持ち上がって凸凹している。

 

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C5を1500pFとした時の周波数特性。ちょっと落としすぎのような気がする。

 

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C5を1000pFとした時の周波数特性。まあこれくらいでいいんでないの、ということで1000pFに決定。位相補正自体不要な気もするが、保険みたいなものか。

 

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続いて、45が直熱管なら整流管も直熱管で揃えたほうがいいかな、と思ってヤフオクで中古の80を入手した。80のほうが電圧降下が大きいとはいえ、5V4Gの代替が可能かどうか。

 

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結果は上記のようになった。+Bが5V4Gに比べて30V近く下がってしまった。80は2本とも同じくらいの整流出力電圧だから、おそらく新品でもそんなに変わらないだろう。これでは代替にならない。

 

電圧が下がって45には優しい、と言うこともできるが、80の発熱が大きいことも意味する。今回の回路では不採用とならざるを得ない。

 

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現在、整流管はNATIONAL UNIONの5V4Gを使用している。これはヒーターがカソードスリーブの中に収まっており、あまり明るくならないので目立たずに済んでいる(一番左のST管)。