突然、時計である。オーディオブログにいきなり時計とは何ごとか?
実はこれ、まだ現役なのである。カシオのバロメーター。型番はBM-100WJ。調べてみると発売は1989年となっているから、かれこれ23年近く動いていることになる。
バンドが切れたので2回取り替えている。部品自体もう存在しないので、適当にはまるやつをつけているから、色が合っていない。
今更これを何故取り上げるのか?それは、高度計付きの腕時計でこんなにシンプルのは現在存在しないからだ、たぶん。
山登りするのに便利なのだ。出発地の標高がわかっていれば、頂上までの高度差で自分が今どのへんにいるのかがわかる。天候で気圧が変化するから、海抜高度は校正しないとわからないが、どのくらい登ったというのは引き算すれば良い。
カシオはこの製品のヒットの後、G-SHOCKシリーズを発売することになる。でも自分にはゴテゴテしたデザインがどうも好きになれない。割合シンプルなのもあるが、それには高度計がついていない。
これを海外旅行、例えば治安のあまり良くないところで身に着けていたとする。こういうデザインは現地では安物に映るのだ。高級な腕時計は針式なのである。だからこの腕時計でスリに遭う確率は低い。
私はかつて南米のボリビアに何度か旅行したことがある。当然、この腕時計をしていったわけだ。ところがこの腕時計の高度計は4,000mまでしか測れない。"FULL"という表示になってしまう。
ボリビアの空港に降り立っただけで標高4,000mあるのである。バスで標高5,000m地点を通過、なんてことが普通にある。
カシオさんにお願いしたい。シンプルなデザインで高度計付きの腕時計を販売して欲しい。できれば6,000mくらいまで測れるやつを。
弱小ブログがごときにカシオさんの関係者が見る可能性はゼロに等しいけれど。