以前から気になっていたのだが、ギャレットオーディオからトランスケースを買ってみた。一番上にあるトランスケース、Mサイズだ。
サイズはW52mm×D55mm×H65mm。鋼板の1mm厚で銅メッキされた後にシルバーハンマートーン焼付け塗装がされている。
ギャレットオーディオのサンプル画像ではコの字型に折り曲げて左右に板を接着したみたいに見えるが、届いたものは十字の絆創膏型の四辺を折り曲げてあってアールがついている。とても精密にできており私のようなシロートにはできない見事な仕上がりだ。
こいつにOPTを入れてミニアンプができたらいいな、と想像するのである。
手持ちの春日無線のOPT、KA-8-54Pはどうかな。このトランスは合わせカバータイプでW72mm×D51mm×H57mm。
うまくポコンと入った。トランスケースの高さは57mmだから、天板と底板の厚みを差し引くと55mm。トランスの合わせカバーを剥がして裸にしてしまえば収まりそうな感じ。微妙なところなので、実際にやってみないとわからない。
なお、トランスケースの底板にはカレイナットが打ち込んであって、M3のネジで固定されるようになっている。
OPTがうまく収まったとして、トランスケースへの固定はどうしたらよいのだろうか。樹脂の充填は経験が無いから、単純に接着剤でくっつけてしまえば良いかもしれない。別に取れなくなっても構わないから。
これでどんなアンプを組もうか。考えられるのは6922プッシュプルアンプかな。真空管の大きさに比べてトランスケースが大きすぎるから、今回のトランスケースを使って小さめに組んだら良いと思うなあ。
シャーシはタカチのCD型コントロールボックス、CD-180BBにすればDAC付きライン・プリアンプとお揃いになるぞ、というところまで妄想が進んだのであった。