LM2577-ADJによる昇圧DC-DCコンバータの回路を組み立てた。空中配線で小さく作った、というか部品をつなぎ合わせていったらこんな感じになった。とりあえず放熱板をスペーサーやネジで固定できるようにしてある。
WE407Aの点火は一発でOK。入力12.1V、出力20.0V、効率87%、放熱板の温度33℃。
オシロでWE407Aヒーター部の波形を観測してみると、周波数は50KHzで0.9Vp-pのリンギングが見られる。ミリボルで測ったら30mVだった。ヒーター点火用だから、パワーアンプとして使った場合どれくらい残留ノイズに影響があるだろうか。
リンギング部分を拡大して見たところ。周波数は約2.5MHz。
これはDC12Vの入力側の波形。これはDC12Vを共有する他の回路に影響を与えるので対策をしなければならない。
LCによるフィルターを入力側に入れた後の波形で、リンギング部分も0.2Vp-p程度まで減っている。このリンギングはLCフィルターやDC-DCコンバータをシールドすると収まると思う。試しに手で覆ってみると、殆ど消滅する。
LCフィルターはこんな感じ。
最終的に回路図は上記のようになった。
再びWE407AをDC12Vのアダプタで点火している様子。お線香があまり拝めないのが惜しいなあ。