そろそろ5A6 CSPPアンプの音色も頭に入ったかなということで、以前から考えていた改造を施すことにした。
それはDEPP化だ。直熱管はCSPPのような回路技術に頼らなくても、一般的なDEPPでも良い音がするのではないだろうか。
手持ちに春日無線のKA-8-54Pがあるから、OPTを換装してみよう。なお規格上、スクリーングリッドの最大電圧は150Vなので、FETによる簡易定電圧電源を採用する。
これは以前作ったロードラインで8KΩppはその1/4の2KΩ(青線)が今回のもの。CSPPでは2.5KΩのロードラインだった。5A6はニーポイントが緩やかなので、いろんなロードラインを引いてみても最大出力の変化が少ない。
とりあえず作った回路図を上記に示す。その他の変更点としては初段FETの共通ソースに入っていた半固定抵抗を省いたのと、Rchのフィラメント電源に入っていたコモンモードフィルタをLchと同様抵抗に戻したこと。
DEPPは上下の真空管でフィラメント電源が共通にできるから4回路もいらないんだけど、面倒なのでそのまま。
こんな感じで適当にスタートしたのであった。次回へ続く。