おんにょの真空管オーディオ

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古(いにしえ)の真空管を使った好音質のアンプで音楽を聴きましょう。(お約束事) 追試は歓迎しますが自己責任でお願いします。

0-V-2ラジオ・改造

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久しぶりのラジオ記事となる。拙0-V-2ラジオのプレート検波でのカソード抵抗は5K〜10KΩとのご指摘があった。べん十さんどうもありがとうございます。

 

本記事は、0-V-2ラジオ・グリッド検波とプレート検波を切り替えるの続編となる。

 

現状でのプレート検波のカソード抵抗は1KΩとなっていた。これはテキトウに決めた値で根拠はない。

 

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ラジオ・アイデア製作集のグリッド検波とプレート検波が切り換えられる高一ラジオを見たら、10KΩと0.5uFが入っていた。そこで、6BD6と6AU6の違いはあるけれど、拙0-V-2ラジオも同じ値に改造することにした。

 

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改造後の内部。0.5uFのフィルムコンデンサが手持ちにない。電解コンデンサだと手持ちが3.3uF以上になってしまう。ちょうど境界の値なので、0.22uFのフィルムコンデンサを2個並列にすることにした。

 

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改造後、グリッド検波時の電圧を記入した回路図を上記に示す。

 

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プレート検波時の電圧を記入した回路図を上記に示す。

 

私の拙い理解としては、グリッド検波はグリッドリークバイアス、プレート検波は自己バイアスという認識でしかない。上記の電圧値が最適かどうかはわからない。

 

ラジオの場合は受信時と離調時で電圧が異なるし、Webや本で回路図を探しても電圧が記入していないし、おそらく適切な電圧は自分のスキルで判断しろということなんだろうけど、結局のところどの位の電圧なら良いのかわからなかった。

 

プレート検波では最適なカットオフ電圧をカソードバイアス電圧で設定する必要があるが、そもそもスクリーングリッド電圧を変えるとカットオフ電圧が変化するからどうやればフィッティングできるのかわからない(0-V-2ラジオではスクリーングリッド電圧を変化させて再生のポイントを調節する)。

 

結局のところわからないことだらけなのだが、それでもまあちゃんと受信できれば良いワケで、細かいことにはこだわらないことにする(笑)。

 

グリッド検波とプレート検波を切り替えると、グリッド検波では感度が良くなって音量が上がるので、良い音に聞こえるように感じる。ところが電波の非常に強い局だと、グリッド検波は再生ツマミを絞っても歪んでしまうが、プレート検波は良い音で聞ける。

 

要は電波の強さで切り替えて聞くのがいいと思う。