おんにょの真空管オーディオ

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古(いにしえ)の真空管を使った好音質のアンプで音楽を聴きましょう。(お約束事) 追試は歓迎しますが自己責任でお願いします。

6SN7全段差動アンプ・塗装開始

当初は塗装無しで試作機を組み立てるつもりでいたのだが、今が一番塗装に適した季節なのではないだろうか。もう少しすれば梅雨に入って湿度が高めとなり、塗装には向かないシーズンになってしまう。

 

やはり塗装を済ませておいたほうが良いと思う。組み立てた後でいろいろ手直しが入るかもしれないが、回路の完成度はかなり高いと思うし、最悪作り直すようなことにはならないだろう。

 

現時点での回路変更の懸念点は、6SN7がハムを引きやすいのでヒーターをGNDから+電位を与える方式に変更する可能性があるくらいか。発振などのトラブルに遭遇することはないんじゃないかな。

 

という前提で、塗装の方針としてはシャーシやトランスケースを拙5A6プッシュプルアンプと同じ色にしようと思う。まだスプレー塗料が残っているし、新たに買い足す必要がない。

 

またシャーシにはサイドパネルを採用する。アクリル板でシャーシの合わせ目を隠してしまおうという魂胆。これも5A6プッシュプルアンプと同じ手法だ。

 

今回購入したトランスケースTT0005は塗装ムラがあるので、プラサフで下地塗装してから本塗装する。また、電源トランスPMC-95Mも上部のカバーに凹みやゴミの付着があるので再塗装する。

 

写真を撮り忘れてしまったが、シャーシは280番のペーパーで溶接跡をまず消し、他は400番で表面を荒らした。これは塗装の食付きを良くするため。裏蓋も400番のペーパーで片面だけ荒らした。

 

洗剤で水洗いした後ガスレンジで水分を飛ばす。続いて塗装しないシャーシ内部や裏蓋の片面を広告紙でマスキング。これは塗料の節約のため。

 

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HOLTSのプラサフ(色はグレー)で下地塗装したところ。粒子が細かくて凸凹を埋めてくれる。但し、あまり厚塗りするとソケットがはまらなくなったりするので要注意。

 

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プラサフ塗装後に30分くらい自然乾燥、その後赤外線ストーブで簡易焼付け塗装を1時間くらい。これを繰り返す。トランスケースの角Rがきれいに決まらないけど、難しいのでほどほどにする。

 

屋外での塗装なので天気が良くても風が強ければできないし、もちろん雨では不可。もし続けてできるなら3日、長くても1週間で塗装が完了すればいいな。