トランジスタ式ミニワッターのアンプ部平ラグパターンを考えてみた。15Pだと厳しくて、直列になったパーツを空中結線したりするので少々不細工になった。
Q1・Q2のベース配線が長くていやーんな感じ。これは初段と2段目の間にNFBのCRを置いたためで、まあ仕方ないかな。
初段のJ1・J2は向かい合わせに接着して熱結合する。Q1・Q2・R10・R11の消費電力を計算してみたら約0.2Wで、発熱するのでリード線を長めにし、他のコンデンサ等から離す。
Q3・Q4のバイアス電流は100mAで、消費電力は約0.75W。小さいヒートシンクを取り付けて放熱する。電源電圧を上げれば出力も増えるが、トランジスタの消費電力も増えるからヒートシンクを熱抵抗の低いものにしたり、ケースに固定する必要が出てくる。
D2・D3はQ3・Q4と熱結合する必要があるらしいが、初歩のラジオの記事でも別々になっていたから気にしないことにした。
続いて電源部の平ラグパターン。非安定化なのでシンプル。電源電圧が±7.5Vを超えるようなら上下2個の電解コンデンサをつないでいるジャンパー線を抵抗に替える。このほうがリプルフィルタとなり残留ノイズが減ると思う。
パーツを入手したので1チャンネル分だけ組んでみることにした。
これはリード線をフォーミングしたところ。直列になった素子は、ショートしないように熱収縮チューブを被せた。右上の2SK170-GRは、エポキシ系接着剤がなかったので瞬間接着剤でくっつけちゃったけど何か問題あるだろうか。
組み上がったアンプ部基板。熱を発生するパーツが右側に集中しているけど仕方ないような。
基板の裏側。配線チェックしたらハンダ忘れが1個所、ジャンパー線忘れが1個所あったので修正。
電源部基板。こっちはシンプルだからすぐに完成。
基板の裏側。電源電圧が高かったらジャンパー線を外して抵抗を入れるつもり。
1チャンネル分だけバラックで組んで安定動作するか、OKなら特性を調べる予定。もう1チャンネル分製作するのはその後となる。