4P1Lプッシュプルアンプのアンプ部基板を作成することにした。この基板にはフィラメント電源も搭載する。
基板に乗せる回路を抜き出してみた。基板に乗らないCRパーツはゾベル素子くらい。R11とR12は発振防止用の抵抗なので4P1Lのグリッドピンへ直付けする。5A6プッシュプルアンプの回路とほぼ同じなので、基本的なレイアウトはそれに倣った。
パーツを適当に基板へ差し込んだ状態。フィラメント回路の抵抗は、基板裏に取り付ける。
基板の真上から撮影。これをプリンタで印刷して配線図を作成。
こんな感じ。+B電源ラインは200V以上あるので、ランドを1つ空けている。ジャンパー線は3本。
完成したアンプ部基板。片チャンネルのみで、試作機の評価後にもう1枚を作成する。分割ロングピンソケットを使って基板を取り外せるようにし、ピンヘッダはハンダ付けしない。
みっともない裏側も見せてしまう。フィラメント回路の抵抗は、実装状態では基板の上になる。
基本的にパーツのリードは差し込んだままで曲げていない。どのパーツが変更になるかわからないので、外しやすいようにしてある。ハンダ付けする際にパーツが抜け落ちないように、マスキングテープで仮固定して作業した。
基板の隣り合ったランドはハンダでブリッジを作ってショート。それより離れたところはCRパーツのカットしたリードを使ってつないだ。ハンダを盛りすぎのような気がするが、ワンオフなので構わない。
OPTをシャーシへ反対向きに取り付けて、端子と基板のハンダ面のクリアランスを確認。ギリギリなので基板を1〜2mm浮かせたほうが良いかも。