おんにょの真空管オーディオ

おんにょの真空管オーディオ

古(いにしえ)の真空管を使った好音質のアンプで音楽を聴きましょう。(お約束事) 追試は歓迎しますが自己責任でお願いします。

4P1Lプッシュプルアンプ・シャーシ設計

 4P1Lプッシュプルアンプは製作を中断したままとうとう1年が経ってしまった。

 

他のアンプを作りたかったということもあるけど、TANGOのFE-25-8と特注の電源トランスを使ったアンプは成功させなければ、という思いが強く、果たして気に入った音がするだろうかという不安もあって先延ばしにしていた。

 

シャーシ加工には良い季節となったし、ここで再開しないとまたズルズル製作を延ばしてしまいそうなので、結果がどうなるかわからないが進めてみようと思う。

 

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電源トランス、OPT、真空管、ソケットがあるのでシャーシ設計ができる。だいたいこんなもんかなあ、ということで作ってみたのが上記の加工図。

 

シャーシは奥澤のO-45、W300×D170×H50 t1.5を想定している。電話をかけたら在庫あり、ということなので設計してみた次第。

 

最初のはシンメトリーな案。4P1Lはフィラメントが正面から見えるようにするとソケットの取付穴が45度の斜め配置になった。中央奥にブロック電解コンデンサが1本だけ鎮座しているけど、2本にしても使い道が無い。2本のほうがカッコイイと思うのだが。

 

オレンジ色に塗ってあるのはユニバーサル基板のICB-93SG。OPTの端子があるので固定には15mmのスペーサーを使用し、基板の高さを32mm未満に抑えないと底蓋が閉まらなくなる。

 

RCA入力を左右端に振り分けると、接続するケーブルによってGNDループが生じてしまう。本当は振り分けたほうが入力のシールド線が短くなって良いんだけど、そのシールド線でノイズを拾うことがあるので注意しなければならない。

 

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印刷した紙の上に並べてみた。この状態で出来上がりを想像する。

 

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次に考えたのはオーソドックス案。電源トランスを対角に配置して重量バランスが偏るのを防いでいる。このような配置にすると、OPTが電源トランスからの誘導ノイズを受けやすくなるのは承知の上で、あえてデザインを優先させているのは先に掲げたシンメトリー案も同じ。

 

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同様に並べてみた。こっちのは何となくギュッと詰まっている感じがする。

 

どちらの案にするか、どちらを採用しても手直しが入る可能性大。パーツの干渉はもとより組み立てやすさも考える必要がある。

 

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