先日のミニオフ会で低域の歪率が悪かった3A5トリプルプッシュプルアンプなのだが、オーディオアナライザVP-7721Aで測定後に再調整してみた。
調整は100Hz 0.1Wの歪率を見ながら、DCバランスボリュームを回して最低となるようにした。この調整はDCバランスではなくてACバランスなのかもしれない。
歪率を測定中。
これは測定していただいたAnalogDiscovery+FRAplusの歪率特性。Lchの歪率が、150Hz→110Hz→100Hzと下がるにつれて悪くなっているのがわかる。
今回測定した歪率特性。赤線が調整前で、確かに当初(黒線)よりは悪くなっているが、ミニオフ会ほどではない。調整後(青線)はほぼ当初と同じカーブを描いている。
何でミニオフ会で悪かったのか原因はわからないけれど、たまたま機嫌が悪かっただけなのかなあ?
これはRchの歪率特性だけど、100Hz・110Hzでカーブがうねっているのがわかる。測定していた当初もこんな現象が見られたから、オフ会でも同様なことが起きたのかもしれない。
そういえば以前17JZ8 CSPPアンプでもウネウネがあったよな、と思い出した。このウネウネは測定するたびに違うカーブを描く。
この原因の1つとして、電極の保持が甘くて振動することで歪率が悪化しているのではないか、というアドバイスを頂いたことがある。
3A5は直熱管だから、フィラメントが振動することで起きている可能性も考えられる。