+B電源基板を取り付けて電圧チェックを行う。
整流出力電圧は310Vだったので、33KΩ×2と1MΩで分圧されてFETのVGS電圧4Vを差し引くと287Vと計算できる。実測284Vなのでほぼ一致、+B電源回路は正常に動作していると予想できる。
シャーシ内の配線を済ませてアンプ部基板にも配線し、これから合体という状態。配線を忘れていると後で追加するのはかなり困難だから慎重に。
配線が完了した。
反対側から見たところ。
配線チェックを行う。+B電源部とヒーター電源、アンプ部基板はチェック済みなので配線し忘れがないかどうかを重点的にチェック。+BとGND間の抵抗を測ってショートしていないかどうかを確認。
大丈夫そうなので真空管を挿して電源投入、+B電圧とCV4055のカソード電圧を素早くチェックする。+B電圧は237Vと260Vの設計に対し23Vも低い。他は低めながらも正常みたい。
そもそも整流出力で258Vと、すでに+B電圧の設計値を割ってしまっている。ここは281Vくらい出てくれないと困る。東栄P-80のレギュレーションってこんなに悪いの?
しばらく考えた末、電源トランスP-80の0-90V端子をAC100Vに接続することにした。+B電圧は大体1.1倍の260Vになるはず。ヒーター電圧も上がってしまうが、直列に入れた抵抗値を増やして対応しよう。でも90Vタップってこのようなやり方のために用意されているわけではないよね?
回路図は上記のように変更。追加したR18は0.18Ωから0.62Ωへ。これで実測の+B電圧はAC100V換算で266Vに増加、ヒーター電圧は6.3Vになった。
オシロ・ミリボルトメータ・オシレータを接続して動作チェック。回路的には正常動作を確認。今回も一発OKだ。