おんにょの真空管オーディオ

おんにょの真空管オーディオ

古(いにしえ)の真空管を使った好音質のアンプで音楽を聴きましょう。(お約束事) 追試は歓迎しますが自己責任でお願いします。

6CH6/CV4055シングルアンプ・試作機の組み立て開始

平ラグ基板が完成したので、試作機の組み立てを始めた。

 

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これは前準備。OPTにあらかじめ配線を済ませておく。真空管ソケットに立ラグがくっついているのはシャーシアース用。RCA端子のGNDは、手のひらを合わせるような形に整形してハンダ付け。ブロック電解コンデンサはプラス側を並列にするので、リード線の切れ端を使ってつないでおく。

 

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組み立てに使う工具類。ナット回しの5.5mmはM3用、7mmはM4用で2本揃えておけば良い。画像には無いが、16mmのボックスレンチ(プラグレンチ)をヒューズホルダーのナットを締めるのに使用した。RCA端子は表からモンキーレンチ、裏からボックスレンチで締める。

 

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シャーシにパーツが付いたところ。東栄の電源トランス、P-80のボルトって何で短いのかな?アース端子を挟むだけでナットが嵌らなくなる。おそらくコアを目一杯増やしているんだろうね。

 

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配線に使う工具類。ハンダ吸い取り器SPPONは、埋まってしまった端子のハンダを取り除くのにも使える。マスキングテープはパーツの仮止めに便利。

 

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AC1次配線が完了。この時点でスイッチを入れて電源トランスの電圧チェックを行う。

 

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結果は上記のようになった。6.3V端子は高めになったが、220V・250V端子は無負荷にも関わらず一致。これは負荷をかけると電圧が低下することを意味する。やはり予想したとおりになった。どのくらい下がるかは実際に負荷をかけてみないとわからない。

 

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続いてヒーター配線が完了したところ。青の線材がAWG20しかなく、太すぎてやりにくかった。今度AWG22のを買ってこよう。

 

続いて点灯式を行う。電圧を測定したらAC101.2Vの時のヒーター電圧は6.73Vだった。6.3Vに対し+6.8%で高すぎるので、直列に抵抗を入れることにする。

 

パーツ箱を探したら0.18Ω2Wの抵抗が見つかった。ヒーター電流0.75A*2+0.34A=1.84Aで、電圧降下は0.18*1.84=0.33Vとなり、6.73Vが6.4Vまで下がる計算。

 

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抵抗を追加したところ。

 

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電圧はAC101.4Vの時に6.39Vとなり、+1.4%に収まった。AC100V換算では6.3Vとなる。

 

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ヒーターが点灯しているようす。このところ電池管ばかりのアンプ製作でお線香が拝めなかったから、やはりこうやって眺めて楽しめるのは良いよね。